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第1話

プロローグ
483
2018/02/06 12:33
純白の病室。


母がこまめに色を添えてくれても、それはすぐ枯れてしまう。


――だけど、君はいつも“私自身”を色付けてくれる。


悠燈(はるひ)
よォ。元気してっか?
あなた

うん!バリバリ元気だよ




私は、今日も制服で訪ねてきてくれた彼に、ニコッと笑いかけた。

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