第11話

10話 ドス黒い
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2022/12/26 11:58
姫乃 杏
姫乃 杏
……
 交流会一日目は、

 特級呪霊の侵入、という

 異例の状況にて、

 第1幕を閉じることとなった。

 二日目をやるのかは知らないし、

 怪我人は多い
姫乃 杏
姫乃 杏
ゴツンッ
姫乃 杏
姫乃 杏
イッタタ……
 ボケーっと歩いていたので

 壁にゴツンとおでこをぶつけた
姫乃 杏
姫乃 杏
いったぁ……
 おでこがじーんと痛んで、

 思わずしゃがみこんでしまった
???
(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒゴッ!!!ゴホッ!ゴホッオエェー!!
姫乃 杏
姫乃 杏
ん?
 誰かの大爆笑が聞こえて

 後ろを見ると
五条 悟
マッジで面白かった!!!笑
姫乃 杏
姫乃 杏
(性格わっる……)
五条 悟
おでこ大丈夫?
姫乃 杏
姫乃 杏
腫れてるかだけ
確認してください
 しゃがんだままで

 高身長イケメンの代名詞(五条)を見上げる
五条 悟
 先生は私の髪を少し退けて

 まじまじとおでこを見てくる
姫乃 杏
姫乃 杏
大丈夫そうですか
五条 悟
うーん……多分平気だよ
痛み引かなかったら
硝子の所行きな
姫乃 杏
姫乃 杏
はい。
 優しい……ん、だよな……?

 教師としての最低限を保証してるだけ???
五条 悟
あ、そうだ
 すると、先生は、

 【あ、思い出した】って顔して

 ポケットから1枚の紙を取り出した
五条 悟
この女の人、見覚えない?
 そう言って取り出したのは、

 変装した時の私の似顔絵だった
姫乃 杏
姫乃 杏
……いえ
 思わず少し間が空いてしまう
五条 悟
うーん……そっか……
 なんか先生は少しガッカリしてる

 私が何か話すとでも思ったのだろうか
五条 悟
ま、気をつけてね。
いつ杏が狙われるか
わからないからさ
姫乃 杏
姫乃 杏
……わかってます
 その時、

 私の中に黒いドロっとした液体が

 ポタリと垂れた気がした。

 𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝ 11話 思わぬ再会

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