第7話

感情…?
次の日






カチ カチ
桜羽(なまえ)
桜羽あなた
んん…
時計の音が響く中、時刻は朝の五時、私は目覚まし無しに目を覚まし、ベッドから出て、朝ごはんの支度をした



目覚ましは…


『そんなものあっても煩いだけだ』


そう言われて使ったことがない


だから自然と、朝5時に起きる癖が着いた


2度寝だってしたことが無い


もししたら…どうなるか分かんない
ベッドって…あんなに気持ちよく眠れるんだなぁ
私はこれまで、ベッドはもちろん、布団で寝たことがなかった
ずっと床で寝てたんだ
布団なんてもの…用意して貰えなかったから
寒い時は…我慢するしか無かった
服だって1着分しか貰えてなかったから
そのおかげで…虐めも酷くなったんだけどね
私はいつも通り“不味い”料理を作り、1人で食べていた
料理だって…“美味しい”なんて言葉、言ってもらったことは無い
料理は…出来ることはできるけど、いつも“不味い”の一言言われて終わり
すごく頑張った時だって




『これぐらい出来て当たり前だ』

『逆になんでこれっぽっちしか出来ないの』




この時…私は何のために頑張ってたのか分からなくなった


親ってこんなもんなのかなって


これが普通なんだろうなって
まあ…今となっては関係ないけどね
私は朝ごはんを食べ終えると、すぐに制服へと着替えた
昨日私が寝ている間に、神が置いていったようだ


他にも…朝ごはんの材料とか、日常で使うものとか、色々と置いていっている
桜羽(なまえ)
桜羽あなた
……ほんとに…浜田中に通うのか
まぁ…孤立する事になるだろうけど
浜田中学校は、確か立花彩ちゃんと、七鬼忍くんが通っている


美門翼くんも通っていたけれど…確か開成中学に転校した


これが原作と同じなら
あの二人と一緒か……


関わることになるのかな


けど…もうなんでもいいや
私は、“特に何も考えず”中学校に向かった
私は…しばらく前に、“感情”というものを無くした


昨日は…みんなの前で泣いたけれど
“悲しい”と思うことは無かった


“嬉しい”と思うような気持ちにもなっていなかった
“楽しい”


“悔しい”


“イライラする”


“嫌だ”
全て考えたことは無かった


最後に思ったのは





“嫌だ”






それだけだった


そう…あれは……



7歳




小学校1年生の事だった




その頃は…まだ学校で虐めも無かった



けど




その日を境に



友達をどんどん無くして行ったんだ__。