第64話

Story61
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2021/03/29 16:46
【???Side】

俺は何度彼女に相談に乗ってもらったんだ

俺は何度彼女に救われたんだ

カリムの世話が大変だった時あなた先輩に話を聞いてもらった

全てにうんざりしたときにあなた先輩に褒めてもらった

柄では無いが嬉しかった

学園長も家族もカリムも分かってくれなかった事を一番に分かってくれたのはあなた先輩じゃないか

なのに俺はあなた先輩に何をした?何をしてやれた?

恩返しも出来ていない

ギリギリで保っていた物が壊れた時

あなた先輩が居なくて少しホッとしていた

でもオーバーブロットを収めてくれたのは監督生やグリム、オクタヴィネルの三人、そしてカリムだった

恩があることは分かっていた

でも、監督生はいつ帰るか分からない

あなた先輩は元からこの世界の住人だ

あなた先輩は強い、大丈夫だと

自分に言い聞かせていた

その結果がこれだ

恩人を救えなくて

惚れた人を守れなくて

あなた先輩

俺は決めていたんです

もう我慢しないって

カリムに対する不満も

生活の仕方も

貴女への思いも

自分勝手なのは分かっています

ですか如何かまた俺と一緒に___
【???Side】

よく能天気と言われた

たまに馬鹿とも言われた

俺にあるのは明るさだけだった

あなたを知った日、アイツを笑顔にしてみたいと思った

だから宴にも誘った

サマーホリデーの時

ジャミルがオーバーブロットした

ジャミルを救ってくれたのは監督生達だった

ジャミルが我慢しなくなったのも監督生のお陰だった

御礼をしたかった如何しても

俺が思いつくのは宴だけだった

だから、監督生を頻繁に宴に誘った

そこで、あなたを忘れちゃ駄目なのにな

あなたを笑顔にするって意気込んでた俺があなたから笑顔を奪った

これだから能天気って言われるんだな

考えなしの馬鹿って言われて否定できないと思った

実際あなたがオーバーブロットしたのは俺にも責任があった

ごめんな、あなた

頼むからまたあの笑顔を見せてくれ…

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