第45話

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2022/03/29 04:49
翌朝、


ヨンジュンと私は支度を済ませ、家を出た。


どこに行くか決めてないノープランデート。


計画しないのも面白いんだよ?







(なまえ)
あなた
あ、そうだ。ちょっと待って。







ヨンジュンを手招きして、


私の家の向かい側にあるお花屋さんに向かう。


まだ、9時になる前なのにすでに開店している。


お店の前に並んでいるお花たちの横を通り、


お店の中に入ると、私は声を出した。




















(なまえ)
あなた
おばちゃーん!おはようございまーす!
.
あら〜、おはようあなたちゃん!
.
まぁ!あなたちゃんの彼氏さん?
(なまえ)
あなた
違いますよ〜!友達です!
ヨンジュン
ヨンジュン
おはようございます。




ヨンジュンはボムギュオッパのお母さんに


丁寧な挨拶をした。


やっぱり好青年だわ。間違いない。


あと、訂正するのも段々慣れてきちゃった。






(なまえ)
あなた
あの、もうボムギュオッパ起きてますか?
.
ええ、起きてるわよ。呼ぶ?
(なまえ)
あなた
いえ!ちょっと部屋に行きたくて………
(なまえ)
あなた
家、上がってもいいですか?
.
全然いいわよ〜!













私は知っている。


知ってるからな、ボムギュオッパ。


オッパの机の端っこに映画のチケットがあったことを!


しかも、面白そうなやつ!!!


それをヨンジュンとのデートに


使わせてもらうからなっ!!!

(なまえ)
あなた
ヨンジュンちょっと待ってて!
ヨンジュン
ヨンジュン
僕も、
(なまえ)
あなた
……?
ヨンジュン
ヨンジュン
僕も行っていい…………?
(なまえ)
あなた
いいけど………。














ヨンジュンがこっちに来て



自分から何かやりたいなんて言うの初めてじゃない?


















私はヨンジュンを連れて



ボムギュオッパの部屋がある二階に向かう。













(なまえ)
あなた
…………………。







私の推測が正しければ……………。





















ボムギュオッパはヨンジュンのこと知ってるはず。



それで二人は感動的な再会を………



いや待て待て。



たしか一週間以上自分が生まれた世界じゃない



ところで過ごせば記憶は消えるんだった。



ってことは、



もしボムギュオッパがヨンジュン達と



小さい頃一緒に過ごしていたとしても



既にボムギュオッパは記憶が無いのか。



でも、ヨンジュンは記憶があるんだよね。



スビンは覚えてたわけだし。



なら……………、


























ヨンジュンの反応を見れば



事の真相は分かるってわけか。






















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