ヨンジュニヒョン…………?
……………え?
……………ッ!!!
ヨンジュニヒョン………、
ヒョン………、
………そう、でしょッ……?
…………………
何が起きてるの……………?
私は、ボムギュオッパの前で一度も
ヨンジュンの名前を呼んでいない。
あえて、呼ばないように気をつけていた。
なのに、
" ヨンジュニヒョン " だって…………?
二人はお互い見つめ合ったまま。
まるで時間が止まったような。
でも、窓から入ってくるそよ風が
カーテンを揺らして
時の流れを知らせてくれている。
泣きそうで縋るような顔のボムギュオッパと、
驚きのせいで目が大きく開いているヨンジュン。
………………ボムギュ?
……………お前、………ほんとに、?
ヨンジュンの問いかけに、
ボムギュオッパは頷いた。
ボムギュオッパと " ボムギュ " さんは、
やっぱり、同一人物だったらしい。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。