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ピピピ…ピピピ…ピピピピピピピピピピヒ((カチ
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歴史の先生「その呼び方辞めないか。伏見」
歴史の先生「俺に答えられる範囲なら」
歴史の先生「あぁ、知っているのか?最近は知ってる人も少なくなってきてるからな」
歴史の先生「あるぞ」
それは___
あの後には続きがあるんだ。
ある湖に囲まれた小さな村の人達は神様に社を与えた。
神達はその代わりに村を守ると言ったんだ。
だから、村の橋の4か所。そして村の真ん中に社を建てた。
そんな中、神達に恋心を持つ少年たちがいた。そして、神も少年たちのことが好きだった。神達と少年達はめでたく恋人同士に、村のみなからも祝福され、幸せな日々を送っていた。
それから数年後。また戦争が起こり
神達は必死に村人と愛する人を守った。けれど結果は敗北。村人と愛する者は亡くなってしまった。
そして、神達は愛するものが無くなったことにより、悲しみに覆われながら泡になって消えてしまったんだ。
だが、村人の中に数人の生存者がおり、今もその血を引いてるものはいるとされている
歴史の先生「正確には、消えたの方が正しいな」
ガラ…ピシャッ
「任務完了致しました。」
「ナナイロ様。」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!