タケミチは泣き叫んだ
あなたは腹部を抑え唖然としていた
稀咲はタケミチのこめかみに銃を突きつけた
稀咲は怒鳴った
そして、静かに言った
稀咲の目から涙が流れた
ドン
その瞬間、部屋の電気が消えた
タケミチは意識を手放す瞬間、あなたの声を聞いた
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タケミチは目を覚ますと、外にいた
隣にはあなたがいた
あなたの目線の先をタケミチも追った
そこに立っていたのは髪が肩くらいまであった人物
風になびき、髪が揺れた時、隙間に見えた顔は
一虎がタケミチの方を向いた
すると一虎はタケミチに近ずき
タケミチの顔を殴った
ゴッ
ゴッ
ドッ
一虎は容赦なくタケミチを殴り、蹴った
あなたが止めに入ると、一虎は止まった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。