第38話

No 34
28
2023/10/14 08:50




数時間すると,桑原と武田も起床










野田は急いで手紙を見せる。












武田 祐介
武田 祐介
…そっかぁ
桑原 彰
桑原 彰
あなたちゃんってやっぱり立派。




名残惜しそうにもしていたが、事実を受け取める











だが,武田は首を傾げる









武田 祐介
武田 祐介
…"あの場所"って……多分、グラウンド公園のことだよね?
桑原 彰
桑原 彰
きっと。
武田 祐介
武田 祐介
……いつ、行けばいいんだろう?






「あ、」と顔を見合わせる一同








日程が手紙には書かれていなかったのだ









桑原 彰
桑原 彰
…毎日公園に行くか?
霧ヶ峰グラウンド公園に。
野田 洋次郎
野田 洋次郎
おう。
でも毎日って過激すぎんか
武田 祐介
武田 祐介
でもあなたちゃんがいた時に俺らが行ってなかったら…






全員が黙り込む









野田 洋次郎
野田 洋次郎
…毎日交代して行くか
野田 洋次郎
野田 洋次郎
さすがに毎晩はキツイし
桑原 彰
桑原 彰
そうだな
桑原 彰
桑原 彰
今夜から行く?
野田 洋次郎
野田 洋次郎
一応そうしよ。
武田 祐介
武田 祐介
わかった。






野田はふとカレンダーに目を向ける










1月4日,メンバーは自宅に帰る予定で野田宅に訪れていた









…が、現在その予定通りにはできない








野田 洋次郎
野田 洋次郎
くわと武田,しばらくここに滞在しといてね
桑原 彰
桑原 彰
もちろん。そのつもりだよ
武田 祐介
武田 祐介
俺も。
野田 洋次郎
野田 洋次郎
ならよかった






んじゃ朝飯食うか,と笑顔で告げる










その笑顔に釣られて2人も元気を出す

























──その頃 西崎は.















西崎 (なまえ)
西崎 あなた
……ただいま





キィ…と朽ちたドアをゆっくり開ける





















室内は日光で照らされ,静まり返っていた。









プリ小説オーディオドラマ