第34話

No 31
21
2020/12/07 07:01






──夜 22時













西崎 (なまえ)
西崎 あなた
...布団借りるね
野田 洋次郎
野田 洋次郎
全然いいよ
野田 洋次郎
野田 洋次郎
寝る?
西崎 (なまえ)
西崎 あなた
うん.
野田 洋次郎
野田 洋次郎
ん,了解
野田 洋次郎
野田 洋次郎
おやすみ〜
西崎 (なまえ)
西崎 あなた
おやすみなさい








“…よし”

















この時から西崎はもう決心をしていた








パソコンで仕事をしていた野田に一言告げ,
あの客室へ向かう










...本来まだ寝るつもりではない












西崎 (なまえ)
西崎 あなた
手紙,書いとかなきゃ








「手紙」















そう











彼女は今度こそと、明日家を出る





今日出るつもりが抑えられた.





今日か明日にはここを“1度”出るつもりだった


















理由も手紙に綴っておかないと.





















西崎 (なまえ)
西崎 あなた
きっとまた…戻ってくるからね



















──この手紙を書き終えたら,深夜の1時頃まで持つ




リビングの机に手紙を置いてこっそり帰る









「申し訳ない」という気持ちもどこからか感じられた












西崎 (なまえ)
西崎 あなた
…ごめんね,皆







丁寧な字で紙1枚を埋める













…1時までにはだいぶ時間がある








西崎 (なまえ)
西崎 あなた
暇だなぁ












眠気はなし











深夜になるのを心待ちにする.











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