第2話

学校
333
2019/07/23 02:08
ねおちゃん
あやか!いよいよ明日からひとり暮らしだね!
あやか
あやか
うん!さみしいから、泊まりに来てね!
ねおちゃん
行く行く!
かすちゃん
行く行く!
昼休みの教室。
同じクラスで仲良しのかすちゃんとねおちゃんと、ひとり暮らしについて語り合っていた。
ねおちゃん
いいねー!高校生なのにひとり暮らしとか、かっこいいね!
あやか
あやか
うん!
かすちゃん
まぁ、しんどいこととかあったら言いなね?出来ることは、私たちもするから
ねおちゃん
さみしくなったら、ねおがいつでもギュッてしてあげるー♪
あやか
あやか
ありがとう!!二人ともー!!
あたし、こんないい友達がいて本当に良かった!
クラスの男子
おーい。今日の日直ー。誰ー?
あやか
あやか
あっ!あたしだ!
クラスの男子
さっき先生が呼んでた。職員室来いだってー
あやか
あやか
りょーかい!
あやか
あやか
職員室行ってくるね
ねおかす
いってらー
かすちゃんたちに見送られ、重たい足取りで教室をあとにした。
あやか
あやか
失礼しまーす。先生、あたし日直です
先生
おー、立花か。悪いがこれ、持って行ってくれないか?
ドッサリと山積みになったノートが、あたしの目の前に置かれた。
あやか
あやか
え。これを1人で?
先生
立花ならできる!
あやか
あやか
なんですかそれ!
先生
先生、これから会議なんだよ!すまんな!
あやか
あやか
はぁ………。分かりましたぁ〜
うわっ!重たっ!
ゆっくりと職員室のドアの前まで来た。
が、ドアは閉まってる。
両手は塞がってるし………。
どうしよう………。
よし、足で開けよう!
__ガラッ!
ドアを開けると、目の前に誰かがいた。
みや
みや
…………………
足癖の悪いあたしを無言で見つめる、この男子。
同じクラスの宮川大聖。
みや
みや
足ですか……
あやか
あやか
あ、えと、両手が塞がってて……
みや
みや
へぇ〜。怪力女
あやか
あやか
……………
カッチーン。
え?すいません。
この人のどこがかっこいいんですか?
みや
みや
どいて。俺、職員室に用事あるんだけど
あやか
あやか
あ、すいません
ひど!同じクラスなのに!!
見た目はいいけど、性格は最悪じゃん!
そんなことを考えながら、階段を登り切ったときだった。
___ドンッ!
あやか
あやか
わっ!!
あやか
あやか
ひゃっ!
階段から、後ろ向きに落ちる!
すると、後頭部がポンッとかたいなにかにあたり、肩は誰かの手に包まれた。
あやか
あやか
あ、宮川くん………
みや
みや
アホだろ、あんた。どうみてもこの量は無理でしょ
……相変わらずの毒舌。
でも、助けてくれた。
後輩:すみません!大丈夫ですか!?
あやか
あやか
あ、大丈夫だよ!
後輩:すいません!本当!!
あやか
あやか
いいよいいよ!助けてもらったから、きにしないで
うしろにいた宮川くんは、散らばってるノートを集め始めていた。
あやか
あやか
あ、ありがとう!宮川くん
みや
みや
いいから早く拾いなよ
あやか
あやか
うん!
後輩:あ、ぼくも拾います!
あやか
あやか
ありがと〜!
__________
ねおかす
あ、おかえりー。あやか
あやか
あやか
ただいま!
ねおちゃん
あやかー。これ食べる?この前発見したお菓子
あやか
あやか
何それ?チョコレート味のグミ?おいしいの?
ねおちゃん
わかんない。食べたことないもの
あやか
あやか
あはは!それ、あたしのお姉ちゃん好きだよ
ねおかす
えっ
あたしのお姉ちゃんのすさまじさを知ってる二人はそのグミに口をつけることなく、
ねおちゃん
あやか、引越し祝い。全部あげる
なんて言って、そのグミをくれた。
_____________________
主
どうでした?
じんたん
じんたん
ねぇねぇ、みやしかでてないんだけど
テオくん
テオくん
次回出すっていったよな?
主
多分、当分出てこない…………
じんたん
じんたん
は?
テオくん
テオくん
なんで?
主
だってこれ、あやかとみやのお話だもん
じんたん
じんたん
……………
テオくん
テオくん
…………
主
出れるまで待ってて
主
ってことで!ばいちゃー

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