記者「どうですか!?オールマイトの授業は!」
緑谷「ヒッえ」
あなた『ちょっと〜、俺の友達困ってんじゃん。やめろよ』
記者「あ!君も!どう?オールマイトの授業!」
あなた『懲りないなあ。下がることもできないの?できないなら、強制的って言うやり方もあるけど?どう?』
相澤「やめろ。彼は今日非番です。授業の妨げになるので、お引き取りください」
あなた『そういうはらい方もありましたね!』
呪霊「ア"ア"ア"」
あなた【捻じれろ】(うぅん。他のも使いたいけど,これしか周りに被害なくできるの,ないんだよね〜)
相澤「いたのか?」
あなた『はい!大丈夫ですよ〜祓いました』
ーーーーーーーー教室
相澤「昨日の戦闘訓練、お疲れ。VTRと成績、見させてもらった。爆豪。」
爆豪「んっ…」
相澤「お前もうガキみてえなまねするな。能力あるんだから」
爆豪「分かってる」
あなた(褒めてんのかな?)
相澤「で緑谷は」
緑谷「んっ」
相澤「また腕ぶっ壊して一件落着か。個性の制御。いつまでも“できないから仕方ない”は通させねえぞ。俺は同じことを言うのが嫌いだ。それさえクリアすれば,やれることは多い。焦れよ、緑谷」
緑谷「はい!」
相澤「あと狗巻。お前、個性あんまり使うなよ」
あなた『あ、分かりました』
相澤「ホームルームの本題だ。急で悪いが今日は君らに…」
1A(また臨時テスト!?)
相澤「学級委員長を決めてもらう」
1A(学校っぽいの来た〜)
切島「委員長、やりたいです!それ俺!」
上鳴「俺も」
耳郎「うちもやりたいっす」
青山「僕のためにあるやt((」
芦戸「リーダーやるやる!」
爆豪「俺にやらせろ!俺に!」
飯田「静粛にしたまえ!“多”を牽引する責任重大な仕事だぞ。やりたいものがやれる者ではないだろう。周囲からの信頼あってこそ務まる聖務。民主主義にのっとり、真のリーダーをみんなで決めると言うのなら、これは投票で決めるべき議案。」
生徒「腕そびえ立ってるじゃねえか!」
上鳴「なぜ発案した?」
蛙吹「日も浅いのに、信頼もくそもないわ飯田ちゃん」
切島「そんなんみんな自分に入れあ」
飯田「だからこそここで複数票を取った者こそが、真にふさわしい人間にならないか?どうでしょうか先生」
相澤「時間内に終われば何でもいいよ」
飯田「ありがとうございます!」
あなた(眠い…)
ーーーー投票結果ーーーー
複数票…緑谷 三
八百万 ニ
緑谷「僕三票!?」
爆豪「何でデクに!?誰が!?」
瀬呂「まあおめえに入れるよか分かるけどな」
爆豪「んだとこら!俺のどこが悪いんだよ!」
麗日「ヒュー」←口笛
あなた(あ、麗日さん、緑谷くんに入れたな)
飯田「くっ、ゼロ票…。分かってはいた。さすがに聖職といったところか」
あなた『他に入れたんだね』
砂藤「お前もやりたがってたのに、何がしたいんだ飯田。」
相澤「じゃあ委員長は緑谷。副委員長は八百万だ」
緑谷「ママ…マジで、マジでか?」
八百万「ん〜、悔しい」
蛙吹「いいんじゃないかしら」
切島「緑谷、なんだかんだで熱いしな」
上鳴「八百万は、講評の時のがかっこよかったし」
食堂
麗日「うわ〜今日もすごい人だね」
飯田「ヒーロー科の他に、サポート科や経営科の生徒も一堂に会するからな」
あなた『今日さ、一緒にご飯食べようよ。一人だと、寂しいから』
麗日「いいよ!食べよう!」
ーーーー席
麗日「ご飯食べる時も、マスクするの?」
あなた『ちゃんと取るよ。じゃないと食べられないからね』〈マスク取る〉
麗日「わあ!口のやつ何!?」
あなた『ん?あ、ちょっとね〜』
麗日「そうなんだ。それにしても、お米がうまい!」
緑谷「うわあ…いざ委員長やるとなると、務まるか不安だよ」
麗日「務まる」
飯田「大丈夫さ」
あなた『そうそう』
飯田「緑谷君のここぞという時の胆力や判断力は、“多”を牽引するに値する。だから君に投票したのだ」
緑谷「君だったのか!?」
麗日「でも、飯田君も委員長やりたかったんじゃないの?」
あなた『うん。何で?』
飯田「やりたいとふさわしいか否かは別の話。僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ」
麗日・緑谷・あなた『「僕!?」』
あなた『いつもは“俺”って…』
飯田「んっ…いや、あ、それは…」
麗日「ちょっと思ってたけど、飯田君って坊ちゃん?」
飯田「ぼっ…そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが」
麗日『んん…』
緑谷「おお…」
飯田「はあ、ああ。俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺はその次男だよ」
あなた『ええ〜!すご〜!』
飯田「ターボヒーロー。インゲニウムは知っているかい?」
緑谷「もちろんだよ!東京の事務所に65人もの相棒を雇ってる、大人気ヒーローじゃないか!はっ…まさか」
飯田「それが俺の兄さ」
麗日「あからさま〜!」
緑谷「すごいやあ!」
飯田「フンッ。規律を重んじ、人を導く、愛すべきヒーロー。俺はそんな兄に憧れヒーローを志した。しかし,人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う。俺と違って、実技入試の構造に気付いていたうわての緑谷君が就任するのが正しい。おっ?」
3人「ああ…」
麗日「何か初めて笑ったかもね、飯田君」
飯田「えっ、そうだったか?笑うぞ、俺は」
緑谷「実技入試のことだけど…」
ジリリリリリリ←警報音
あなた『何だ!』
アナウンス「セキュリティー3が突破されました。生徒の皆さんは、速やかに屋外に避難してください」
あなた『セキュリティー3って?』
先輩「校舎内に誰かが侵入してきたってことだよ」
あなた『えっ?』
先輩「3年間でこんなの初めてだ。君らも早く!」
あなた『あっ…』
ザワザワザワザワ
あなた(混雑してやがる。どうすれば…)
飯田「一体何が侵入したというんだ…ん?あれは報道陣じゃないか!」
外
記者「オールマイト出してくださいよ!いるんでしょ!」
プレゼントマイク「非番だっての」
記者「ひと言コメント頂けたら帰りますよ」
相澤「ひと言といったら二言欲しがるのがあんたらだ」
中
あなた(報道陣!?)『本当か!飯田くん!』
飯田「ああ、そうだ」
あなた【黙れ】
外
シーーン
プレゼントマイク「ん?誰だ?」
相澤「狗巻か」
中
あなた『飯田くん、マスコミは止めた。なんとかして』
飯田「はっ!麗日くん!」
麗日「え?」
飯田「俺を浮かせろ。麗日くん」
麗日「あっ、あ…うう…」
飯田「みなさん!大丈夫!ただのマスコミです。何もパニックになることはありません!大丈夫!ここは雄英!最高峰の人間にふさわしい行動をとりましょう!」
あなた『wwwあ、』〈指パッチン〉
生徒「よかったあ、警察が来た」
あなた(やっぱり、委員長は飯田君がいいかな…あの時は自分に入れたけど)
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2800字www
ばwいwばい
次回♡×45 ☆×325
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!