蓮side
俺の勘が当たってなかったらどうしようって内心すごく不安だった。
勘が当たってて良かったって思う半面、あなたちゃんが能力を持っているってわかったところでどうするか。など問題はたくさんあるし、何より女の子を人身売買をさせるのもね…笑
昔、こんなことを教えてくれた取り引きの人がいた。
能力をいいことに使えばいいんじゃない?
みんなと違うから、違うことで役立てることできるんじゃないの?
あの時の俺らは自分達だけが不幸、運が悪いなんて勝手に思ってたから、聞き入れようともしなかった。
今となってみれば、確かに良いことに使うことができるんじゃないか。とは思っている。
けど、まだ情報が揃ってないし、今更引き返すなんてできない…
だから僕たちはこれからもこの仕事を続けるんだ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。