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第7話

チャラ男は意外と強引?
【美月side】
泉沢 美月
泉沢 美月
謝る必要ない。
春の彼女は春が選ぶ。
当たり前でしょ?
女子に絡まれている春を見つけた私は、
ついまたお節介を焼いてしまった。

なぜだか、望まず女子の機嫌をとる春を
見ていられなかった。
ファンの女の子1
ファンの女の子1
はあ? 部外者は黙っててよ
泉沢 美月
泉沢 美月
部外者はそっちでしょ。
春を物みたいに扱うのやめなよ
ファンの女の子2
ファンの女の子2
そんなことしてないし
泉沢 美月
泉沢 美月
私たちと順番に付き合って、なんて。
普通に考えておかしいでしょ?
ファンの女の子3
ファンの女の子3
みんなが春を好きなんだもん。
だったら、平等に分け合わないと。
それの、なにがおかしいの?
泉沢 美月
泉沢 美月
あなたたちって、
自分のことばっかなんだね
結城 春
結城 春
も、もういいからさ。
ここで揉めるのはやめ──
泉沢 美月
泉沢 美月
春のことは?
春のことは、考えてあげられないの?
結城 春
結城 春
え……
泉沢 美月
泉沢 美月
彼女って、順番に回ってくる
ものなんだっけ? 違うよね?
ファンの女の子1
ファンの女の子1
それはっ
泉沢 美月
泉沢 美月
たったひとり、
好きな子にあげられる
特別な関係でしょ
ファンの子たちは押し黙る。

少しでも春の気持ちをわかって
くれればいい。

自分でもどうしてこんなに
肩入れしているのかがわからないけれど……。

しいていうなら、『女って面倒じゃん』
と言った春の諦めた目に、
もったいないと思ってしまったからだ。

(春には、私にはない未来があるのに)
泉沢 美月
泉沢 美月
あなたたちは春から、
誰かを好きになる幸せを奪ってる。
それがわからない?
ファンの女の子2
ファンの女の子2
……あんたに関係ないじゃん
ファンの女の子3
ファンの女の子3
もう行こ
女子たちは気まずそうに、
そそくさと去っていく。

(よし、やるべきことはやった)

それを見届けると、
私は春に背を向けた。
結城 春
結城 春
えっ、ちょっと美月ちゃん?
さっさと帰ろうとすると、
後ろから腕を掴まれた。

泉沢 美月
泉沢 美月
あの、なにか?
結城 春
結城 春
いや、なにか?じゃなくて、
なに無茶してんの
泉沢 美月
泉沢 美月
私は思ったことを言っただけ。
別に無茶とかじゃ……
結城 春
結城 春
ああ、わかったわかった。
とりあえず、行こう
泉沢 美月
泉沢 美月
どこに?
結城 春
結城 春
ここじゃ目立つから。
一緒に帰ろう
泉沢 美月
泉沢 美月
私といるの、嫌じゃないの?
ムカついたんでしょ?
結城 春
結城 春
いや、あれは……。
美月ちゃんの言った通り、
図星だったから
泉沢 美月
泉沢 美月
え?
結城 春
結城 春
ごめん、俺の八つ当たり。
だから、俺と来て
春が私の手を引いて歩き出す。
泉沢 美月
泉沢 美月
ちょ、ちょっと!
私の制止もむなしく、
春はどんどん歩いていくと……。

***

泉沢 美月
泉沢 美月
あの、説明を求めます。
なんでこんなことに?
私は春とふたりで、
駅前のゲームセンターにやってきていた。
結城 春
結城 春
憂さ晴らし
隣で春はゾンビ倒すため、
画面に向かって銃を撃っている。

(いや、そうじゃなくって……)
泉沢 美月
泉沢 美月
どうして私が、春の憂さ晴らしに
付き合ってるの?
結城 春
結城 春
細かいことは気にしない。
ほら、死ぬ気でゾンビ倒して。
ゾンビに世界乗っ取られてもいいの?
泉沢 美月
泉沢 美月
いいよ、別に
結城 春
結城 春
そうだよね、世界を救う
ヒーローになりたいよね?
よし、ふたりで世界救っちゃおうね
泉沢 美月
泉沢 美月
人の話を聞け