そう言って小指を絡めて指切りをする
指をおって少し上を見ながらお菓子の名前を言ってる愛は
凄く愛おしく感じた
目をキラキラ輝かせて、口角が少し上がってる
ちゃんと叶えてあげたい
愛と付き合いたい
ううん。無理だ。
こんな貧弱な男より頼りがいのある奴の方がいい
6時前に来たのに起きてた
何か悪い夢でも見たのかな
--------キリトリ線--------
昨日帰ってから父さんと少し揉めちゃったし
学校には少し行きづらい
そんなことを考えてるうちに学校に着いてしまった
なんも返信してくれなかったくせに…
なんで俺こんな冷たくしてるんだろ
「叶わないって泣くより叶うって笑った方が幸せだよ」
なんで今こんなこと思い出すんだろ。
どうせ叶わないって泣くより叶うって思う方が困難だ
来て欲しかった
勇気づけて欲しかった
生きてって言って欲しい
2人を無視して校舎に入った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。