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2018/04/04

第56話

重岡side
電車を見送って、1人、家まで歩く。



ふと、空を見上げると、綺麗な星空。

吸う空気はひんやりしていて、秋の訪れを教えてくれる。




今日、めっちゃ楽しかったな。



夜空を見上げながら、笑う。





余命1年

そう宣告されてからもうかなり経って、余命はまた伸ばされた。

こんなことがもう何回もあって、

正直、よく分からなくなることもある。


きっと、先生たちもよお分かってないんやろうけど。






でも、僕の病気は確実に治らない病気。


みんなより、早く死んじゃうことは、ちゃんと分かってる。








夢、叶えられるかな






ふと浮かんだ疑問は、みんなの笑顔がかき消してくれる。





7人なら、大丈夫。


辛いことも、悲しいことも、

全部乗り越えて行ける。





「またね」

そんなみんなとの約束が、

楽しみで、

嬉しくて、



幸せでしょうがなかった。




気付いたら両手ぶんぶん振ってスキップしてる僕を見て、

家の外で待ってたおとんとおかんが、「なにやってるんや」って幸せそうに笑った。



そんなおとんとおかんにぎゅっと抱き着くと、


7人一緒に食べた、カレーの匂い。




幸せの匂いがした。