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2018/04/01

第49話

神山side
ずっと、

照史君のことが、

淳太君のことが、


許せなかった。


しげのことをあからさまに避けて、きっと本人には気付かれへんやろうと思ってたんやろうけど、

しげが気付いてて、寂しそうなのも分かってた。


小学生ちゃうのに、なんでそんなことするねん、って腹が立った。



ずっと、誰よりも長いこと一緒におるんやから分かる。


しげは、いつだって僕らの雰囲気をよくしようとしてた。

みんなが笑顔でいてほしい。

そんな願いが空回りすることだってあったけど、その気持ちは変わらない。


きっと誰よりも、僕らのことを考えてくれてたしげやのに。




ーおらんくなればええ




最低やと思った。



そんなことを言った人を、なんでしげは許せてんねん。


本人じゃない俺が許せてないって言うのに。

しげのために、怒ってやってんのに。






でも、

しげの言葉を聞いた時、

照史君の涙を見たとき、



分けわからんくなって、

どうしたらええんか分からんくなった。



酷い言葉を言ったのは、


僕やって同じ。




強引にしげの隣に座らされて、


「神ちゃんがほんまに言いたいこと、全部言っちゃえ!ただし、落ち着いてやで」

って、ちょっと笑いながら言うしげに促されるように、口を開いた。