第55話

重岡side
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2018/04/04 09:41
あの後、家でみんなを見送るのは寂しくて、駅まで一緒について行くことにした。

帰り道、「もう秋やなぁ」なんて話しながら、
「今年は花火せんかった!」
「来年は一緒にやろうや」
なんて盛り上がった。



濱田
小瀧は責任もって俺が家までお送りします!!
駅に着くと、濱ちゃんが胸張ってそう言って、「頼んだで~」ってみんなで笑う。


流星
えぇ?俺どっち?あっち?
中間
ちゃうちゃう、こっちやで。濱ちゃん達と一緒や
流星は帰る方向が分からなくなって淳太君に聞きまくってる。

大丈夫なんか、あいつ。



結局、濱ちゃんと望と流星、照史君と淳太君と神ちゃんで別れた。


神山
じゃあ、しげ、またレッスンでなー!
中間
そっちも気を付けて帰れよー
みんなが2つの方向に別れながら手を振ってくれて、両手で振り返した。


重岡
またねー!!



みんなは電車に乗っても手を振り続けて、なんか話しながら笑ってた。


電車が発車するのと同時に、小瀧が変顔してて、僕と同じタイミングで濱ちゃんも爆笑してた。



結局小瀧変顔のまま電車行っちゃったし。



変な別れ方(笑)





やけど、これが、僕ららしい。

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