久しぶりに入院になった。
検査結果があんまりよくなくて、様子見の入院。
せっかく淳太君、濱ちゃん、小瀧と話せて、今が大事な時やのに、またみんなと会われへん。
しょんぼりしたまま病室から見飽きた外の景色を眺めてたら、メールが来た。
送ってきたのは小瀧。
思わずメール見て声がでた。
かなりの長文できたメールには、照史君のことがびっしりかかれてた。
濱ちゃん、淳太君と3人で照史君の家に行ったときのこと。
話なんかできる状態じゃなくて、それ以来メールも電話もできないこと。
辞表を、出したこと。
気付いたら照史君にメールを送ってた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。