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2018/04/02

第53話

中間side
重岡
さすがに7人も入ったら窮屈やな!
7人はいっていっぱいになってしまった部屋で、しげが笑う。


くっつきあって座ってるから、照史はすごいぎこちなさそうやった。


重岡
せや!トランプせえへん?
しげが引出しからトランプを出すと、のんちゃんが両手上げて「やる!!」と喜んだ。


こういう時、1番にのりそうな照史は、俯いたままで顔を上げない。


どうしたらええんやろう、なんて声をかけてあげればええんかな。

そんなことが頭をぐるぐる回って、結局何もできなくて。




重岡
ババ抜きしようや、淳太君、きって!
中間
なんで俺やねん
重岡
だって淳太君うまそうな顔してるもん
どんだけ適当な理由やねん。


流星
やっば!!
カードを配り終ってしばらくしたら、流星が大声出した。

それと同時に響く笑い声。

神山
流星、声に出したらあかんやん!
濱田
もー、ババ持ってんの、流星決まり!
小瀧
分かりやすすぎるやろ!
みんなにつっこまれて困りながらも笑う流星。


神ちゃんはもうみんなと普通に笑ってて、

でも、照史は相変わらず悲しそうな顔。


どうしたらええんか考えながらババ抜きしてたら、あ、どうやら流星からババが移動したようだ(笑)

顔に全部でとる。

分かりやすすぎる。

でも誰にいったのかは分からなくて自分の順番待ってたら、


中間
しげ、なにしてん
照史がしげからカードを向けられててんけど、強く固定されて抜けへんらしい。

重岡
それは絶対あかんで!こっちがおすすめやなぁ
照史は普通なら「なんやねん!」って言うはずやけど、今日は困り顔。
重岡
おすすめおすすめ♪今なら90%オフや!
なんて笑うしげ。
流星
絶対ババ引かせようとしてるやろ!
最終的に1枚だけ取りやすいようにして、照史は仕方なくそのカードを取った。

と同時に、照史がふふっと笑ってしげの腕を軽く叩いた。
小瀧
え?なに?どうしたん?
濱田
なになに?
不思議な光景にみんなが聞くと、照史はためらいながらカードをひっくり返して僕らに見せた。


それはババじゃなく、王様の上に肉のシールが貼られたカード。


それみて濱ちゃんと流星が吹き出した。


桐山
俺、こんなに太ってへん~・・
なんて泣き顔で言う照史に、しげが「いや、ポイントはお肉やで!食いしん坊が表れとるやろ!」って爆笑してる。
濱田
でもよお見たら照史そっくりやな
なんて濱ちゃんに言われて「濱ちゃん酷い~」って眉下げて笑う照史。

中間
いつの間にシール貼っててん
僕が聞くと、しげは神ちゃんの腕を引っ張った。

重岡
はーい!神ちゃんが貼りました~!真犯人~!
神山
え!?ちゃうで!?俺は貼っただけ!しげに命令されて!案はしげ!俺は貼っただけ!
重岡
同罪や~
小瀧
意外と神ちゃん悪かったんや
しげと神ちゃんのやり取り見ながら、のんちゃんがそう呟いて、「いやちゃうやろ!目覚ませ!」って必死な神ちゃん。


みんなの笑い声が響く中、

さっきまで一緒に笑ってた照史が急に俯いて、何事かと照史見たら、


照史の目から涙があふれてた。



神山
え!!待って!照史君、ごめん!!貼ったん俺!ごめん、悪気はなかってん!!
びっくりした神ちゃんは必死で謝ってる。

そんな神ちゃんに首を横に振ってしゃくりあげる照史に、
中間
どうしたんや?
って優しく尋ねた。


しんとなった部屋で、みんなが照史を見る。




桐山
・・・俺・・・みんなのこと・・・大好きや




ただそれだけ言って、涙をあふれさす照史に、柔らかい笑い声が響く。


流星
なんやねん~、びっくりするわぁ
小瀧
そのカードよっぽど傷ついたんかと思ったわ
なんて笑って。



濱田
俺らも照史のこと大好きやで!やから泣くな!楽しい時やねんから
隣に座っている濱ちゃんが照史の背中を大きくさすりながら強く言うと、

照史は泣きながらみんなを見て、「うん」と頷いた。



泣きながら笑う照史と、そんな照史に手を伸ばして背中をさする神ちゃんの、

その真ん中で嬉しそうに笑うしげ。



やっぱお前すごいな。

どうやったらそういう方法思いつくねん、

まぁ、真似はできひんけど。



でも、やっぱりしげは仲直りの天才やな。