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第10話

しばらく命令された方向に向かって歩いていた。気づけばもう夜だった

鎹鴉(神奈絵の)
コノ辺リデスヨォ!
絵依月 神奈絵
何をすればいい?いちごちゃん
あ、いちごっていうのは私が鎹鴉に付けた名前です

ただ単にいちごが好きだからw
いちご(鎹鴉)
周リノ住民ニ聞キ込ミヲシテクダサァイ!
絵依月 神奈絵
りょーかい
と、言われてもなぁ……結構家あるんだよねー……

どの家から回ろうか……

!……あそこの家……悲しいオーラが出てる……

甘味処からだ……

私はその甘味処に行った
絵依月 神奈絵
すみませーん……
甘味処のおばあさん
……?……ああ、お客さんかい……?
……この人からだ……悲しいオーラが……この人から出てる……
甘味処のおばあさん
生憎今は店をやってなくてね……ああ、暖簾を下ろすのを忘れていたよ……
絵依月 神奈絵
あ、すみません、私客じゃなくて、少し聞きたいことがあって……
甘味処のおばあさん
ああ、そうかい……それでなんのようだい?
どう聞けばいいかな……
絵依月 神奈絵
えーっと……この当たりで行方不明になった人がいるって聞いたんですけど……
多分鬼関連なら行方不明になったってことだよね?わかんないけど(語彙力)
甘味処のおばあさん
……それなら私の孫の事だよ……
……やっぱり……
絵依月 神奈絵
そうでしたか……あの、少しお話聞かせていただいてもよろしいでしょうか……
甘味処のおばあさん
はい……暗い話になりますが……
そう言って、おばあさんは全てを話してくれた

昨日、遊びに行くと言って出ていった15歳の奏さん、おばあさんのお孫さん

そのお孫さんは、いつになっても帰ってこなかったらしい

でも、暮らしていたのはおばあさんとお孫さんだけ

お孫さんのお母さんは小さい時に亡くなっていた

お父さんはお孫さんが生まれてくる前に離婚して、いなかった

それで、おばあさんがお孫さんを育てていたそうだ

おばあさんはもう足腰が悪く、探して歩けなかったのだ

そして、何も出来ずに今に至る
甘味処のおばあさん
昨日だから……もしかしたら誰かの家に泊まってる可能性もあるんだけどね……心配で心配で……
でも、もう夜だ。誰かの家に泊まっているとしたら昼の間に帰ってくるだろう

……やっぱりこの人のお孫さん……
甘味処のおばあさん
それにしても、なんで聞いてきたんだい?
絵依月 神奈絵
……言っても信用して貰えないかもしれませんが、私、鬼殺隊っていう仕事してるんです
甘味処のおばあさん
聞いたことないねぇ……
絵依月 神奈絵
はい、政府公認の組織じゃないんです。それで、鬼殺隊って言うのは、まぁ簡単に言うと鬼を倒す仕事するんですよ
甘味処のおばあさん
鬼……?
絵依月 神奈絵
はい、鬼もあまり知られてないんですが、実際に鬼によって被害にあった人もいます
甘味処のおばあさん
それとさっきの話に何か関係……
おばあさんはなにかに気づいたかのように話すのをやめた
絵依月 神奈絵
……鬼は、人を食べるんです
甘味処のおばあさん
!!
絵依月 神奈絵
だから、私たちはそれを、その人を助けるために鬼を斬っているんです
そう言って持っていた刀を見せた
甘味処のおばあさん
……か、奏は大丈夫なのかい……?
絵依月 神奈絵
わかりません……でも、もしかしたら間に合うかもしれない、だから奏さんがどこへ向かったか教えて欲しいんです
甘味処のおばあさん
……分かりました、あなたを信じます…………
奏は、すぐそこにあるあの山に行きました……
絵依月 神奈絵
つらいのに教えていただいてありがとうございました。必ずお孫さんを見つけ出して、鬼を倒してきます
甘味処のおばあさん
……ありがとう…ありがとう……
私は怒りの感情を抑えながら、おばあさんに教えてもらったあの山に向かった