□side
よし、次はやっと俺の番だ!
□「俺がんばるから見ててね!」
〇「うん、頑張ってね!」
□「はーい!!」
いちについて
よーい
ドンッ!
机の上に並べられた封筒から紙を取り出す
3年は借り物競走
俺のお題は好きな人
どうしようシゲに走ってもらう?
でもシゲは足ケガしてるし歩けるけど走らせちゃうと悪化してしまうかもだし、みんなにバレるのはシゲが嫌かもだし、だとして他の人と走ったらシゲを傷つけてしまう
よし、やっぱシゲに走ってもらおう
□「シゲ、行くよ!」
〇「えっ?どいうこと?」
□「俺のお題好きな人」
〇「俺を選んでくれてありがとう」
□「当たり前だろ、でも足悪化したら大変だから」
〇「うわっ!」
俺はシゲをお姫様抱っこしてゴールへ走った
アナウンス「ただいまの競技1位青団小山慶一郎さんお題は好きな人」
アナウンス「2位青団宮田俊哉さんお題はアニオタ、3位赤団山下智久さんお題は仲のいい親友でした。」
アナウンス「1位の人は10点、2位の人は5点、3位の人は3点プラスされます、それでは2回戦よーいドンッ!」
借り物競争は俺たち青団が勝った
山P「いやーまさか小山の好きな人が後輩とは」
亮「そうやなでも、顔ええし頭もええみたいよ」
山P「小山にはもったいない人だな」
□「もう、さっきからやめてよ、シゲはおれのなの」
山P「ハイハイ末永くお幸せに」
亮「幸せにな」
□「ごめんね、俺のせいで色々言われちゃって」
〇「全然いいよ、慶ちゃんが俺の事選んでくれて嬉しかったよ」
□「ありがとう、シゲ好きだよ♡」
〇「俺も好きだよ♡」
さらに仲良くなりました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。