1週間後___
相変わらず、いじめは受け続けている
御館様が内久根愛紗の事について話すこと
もしかしたら御館様も裏切るかもしれない
いくら天の呼吸の使い主でも、他のみんなの力があれば鬼舞辻無惨は殺れることも出来る
部屋を出ると慌ただしそうに隠の〝茅菜〟が1枚の文通らしい物を持ってきた
茅菜が私に文を無理やり押し付ける
いや、私これから柱合会議がぁぁ
朔麗がチョンチョンと茅菜の頭をくちばしで突っつく
猛ダッシュで屋敷を出て、産屋敷邸に急いだ
幸い、私の屋敷から産屋敷邸はそう遠くでは無いため、会議が始まる前に着いた
いつも1番初めに私の気配に気づく蟲柱さんが安定の言葉を言ってくる
……いくら御館様でも、、いくら伝説の呼吸の主でも
この話は信じてくれないよね
だから私は決意をした
ここに居られなかったら、鬼が居そうなところを探し、そこに住み着き鬼を斬る
そうすれば、きっともうこんな日常ともおさらばだ
ザッとひざまづいて御館様が出てくるのを待つ
ついにか……
なんでこんなにも緊張するんだろう
別にここにいたい訳ではなのに
むしろ、居たくないのに
黙々と話が進んでいく
段々と怖くなってくる
なんで私はこんなにも怖がっているのだろう
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。