ジミンside
……え?
正直、
ってか、普通に
びっくりした。
いつも俺の告白を
返事はせずに
流していたあなたが…
なんでいきなりあんなこと?
さっきから僕の頭は
混乱しっぱなしだ。
教室では
すんなり僕のハグを
受け入れるし、
無言で家に帰ってくるし、
部屋に着くや否や
何も言わずにどっか行った
って思ったら
麦茶持って帰ってきて、
ただ"ありがと"
と言っただけなのに
ダメ!
っていいなり大きな声をあげたと
思ったら
その笑顔、
他の人のには
見せないで。
だって?
何があったの?
僕のせい?
ってか、
そんなこと言われたら
期待しかないんですけど?
もし、
あなたが僕のことを
好きになったから
こんな
取り乱してるのだとしたら…
それは、
嬉しいね。
もっと
取り乱させて
あ'げ'る
さぁ、
聞かせてもらおうか?
君がこうなっている
理由を。
あぁ、
楽しみだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。