第25話

🐣🥀
985
2020/01/25 02:05






あなたside




















勢いで一緒にいて








と、言ったはいいものの



















次に何を話せばいいのか





わからなくなってしまった





私は、






ジミンのハグを解き、








ジミンの手首を掴んで、







カバンを持って





学校を出た。











そのまま私の家に直行し、








ただいまも言わずに







部屋に入った。











部屋に入るまで、

ジミンは






何も言わずに









私に引っ張られるのではなく、







手首を掴まれたまま隣を



歩幅を合わせて歩いてくれた。









あぁ、




あなたは、




どれだけ優しいの?








そのあなたの優しさに






私は、






溺れたのだ。























ジミンを2階の私の部屋に置いて、






私は、






1階のキッチンに行き、





2人分の麦茶を用意した。









それを上に持ってくと、








ジミンは


優しい笑顔で




「ありがとう。」




って言ったんだ。














お願い。








その笑顔は






私以外に見せないで。






サナにも、






もちろん、



ほかの女になんて、






見せちゃダメ。









ジミンが他の人のになっちゃうでしょ?





















だから……













あなた

ダメ…
(小声)

ジミン
ジミン
……え?
あなた

だから、ダメ!

ジミン
ジミン
な、何が?
あなた

ジミンのその笑顔……





他の子に見せないで…?









そう、





あなたは、




いっつもそうだ。




小さい時から。












私を狂わせる。
















冷静になれないんだ。









貴方のその優しい顔を見ると…。






貴方のその温もりに包まれると…。





貴方のその存在を感じると…。











ジミン、










貴方は









私を





あなたの沼へと






沈めていく。










ずっとずっと……











奥深くまで。






















もう、抜け出せないよ…?












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