あなたside
席について
告白を
頭の中で
シュミレーションしてみる。
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
ダメだ。
タヒぬ。
そう思って
手で枕を作り
そこに顔を埋めた。
そしたら、
誰かに名前を呼ばれたから
顔を上げたら、
目の前にジミンの顔があった。
キスできそうな程な距離で
多分、
いや絶対
今の
私の顔は
真っ赤っかだ。
それもあるけど……
9割はあなたのせいですよ。
ジミン。
意識しちゃう……
いつも通りに接せない。
どうしよう……
このままじゃ、
嫌われちゃう…
やばい!
あと2分で授業始まる!
え〜次、理科かよ……
移動に走っても三分はかかるじゃん……
いっそげー!!!!!!!!!!!!
走り出した瞬間に
手首を掴まれ、
後ろに引っ張られた。
気づくともう、
誰かの腕の中。
なーんて
可愛いくて、
でも、すっごく細い声で言ってくるもんだから…
誰だって断れないよ……
いや、私がジミンに恋をしてるからなのかな?
ジミンの言うことは全部受け入れたいよ……
やばい、
重症だ。
ジミンのせいだよ……
いつから
私を
君の沼に落としたの……?
ジミンは
より一層
腕の力を強くする。
あなたのせいですよ。
ジミンさん…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。