私はあなたと
小学3年から一緒。
小学校は違かったけど
習い事が同じだった。
中学からは一緒の学校になれて
めっちゃ嬉しかった。
まぁ、だからあなたの事はだいた知っているの。
(ジミンくんの事は聞いたこと無かったけど……)
だから今日はあなたが中学の時のことを知ってもらいたいな。
それはある日突然起こったの……
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あなたには好きな人がいた。
その人が初恋ってあなた言ってたけど
今思えばジミンくんが初恋だな。
あの様子だと。
で、中2の5月ぐらいかな。
その子があなたに告ったの。
普通の子だったら
笑顔でうん!
って言うんだろうけど、
あなたは、元々男が苦手だったから
色々考えちゃって
これがイタズラだったらどうしよう。
うん。って言っちゃったら
あとから男子に色々言われちゃうじゃん……
怖い……
てね。
だからあなたは、
考えさせてって言ったんだ。
そしたらあなたが考えた通り
クラスの陽キャな男子が出てきて、
は?、お前バカな。
誰がお前なんかを好きになるかよwww
って言い出したんだよね。
でも、あなたが好きだった子は何か、
浮かない表情だった。
何かを我慢してるような。
そっからあなたは
恋愛が怖くなったんだ。
一時期はほんとに人間不信手前になって。
大変だった。
でも、その出来事の1ヶ月後。
あなたが好きだった子、面倒いから
Bくんにしよう。
Bくんが私に相談しに来たんだ。
どうしよう。って。
本当は僕、あなたが好きなんだ。
それが陽キャ達にバレて、
面白半分で、
告白させられた。
本当はやりたくなかったけど
バレたくなくて……
あんなことしちゃったんだ
って。
あなたに謝ったら
許してくれるかな?
ホントの気持ちを言ったら、
受け止めてくれるかな?
って。
私は、
そんなの自分で確かめなきゃ。
って。言ったんだ。
応援はするよ。
でも、手助けはしない。
手助けしたらBくんの
ためになんないでしょ?
自分で頑張って。
もし、無理だったら
また来て。
って。
でBくんはあなたに言ったんだ。
好き
って。
でもまぁ、
あなたは信じないよね。
どうせ嘘でしょ?
もうやめてよ。
って。
泣きながら。
それ見てBくんは
諦めたんだって。
あなたの事を。
あなたはというと、
全く恋愛しなくなった。
告白も全部断った。
最終的には
男子からの誘い
(今日の放課後屋上に来てとか……)
さえも断るように。
みんなには些細な事って感じるかもだけど
あなたにはそうじゃなかったみたい。
でも、ジミンくんとあなたは
お似合いだと思うけど……?
今日の朝あなたから電話かかってきたけど
キスされたんだって?
舌有りの。
あなた、知らぬ間にジミンくんに惚れてるね。
こりゃ気づくの時間かかるべ。
ジミンくん
( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧ファイティン!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。