〜前回の続き〜
あなたside
私達はあれから普通にお昼を食べていた。
その時。
〜遡ること数分前〜
シルクside
愛華に呼ばれたけどなんだろ。
早くあいつらと飯食いてぇし
その時俺は"消える"という単語がすごく重く感じた。
だから俺はあの時あんなことを言ってしまったんだ。
絶対悲しんでる。
絶対怒ってる。
絶対恨んでる。
そんなこと思ってると、お昼から帰ってきたあなた達がきた。
あ、そーいや、俺昼食ってねーや。
でもいいや。あなたの事考えすぎて喉通らねぇ。
あ、絶対怒ってる。
俺とすれ違う時に確実にため息ついた。
これは、とんでもないことをした。
遠くの方で聞こえるあなたの声...
え?今なんて?
半分嫌い? きらい
き ら い ? ? ?
俺とあなたの恋人関係は今終わった。
あなたside
あの言葉を言われた時はびっくりした。
とりあえず話しかけんなって。
どーいうこと?
話しかけちゃいけないの?
もうそれ、恋人どころか、友達でもないじゃん。
だから、教室に戻る時、シルクがいたから通り過ぎる時にわざとため息をついた。
そして、通り過ぎたあと、シルクの口から
「すまんな。あなた」
って言ったような気がしたが、
私には全然心から許せてないし、それどころではなかった。
愛華side
ふーんw意外と楽勝w
簡単に離せたw
これで、シルクは私ものになるー!
さてと、これからどうしようかなぁ〜w
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。