───リドル…
〜医務室〜
……はっ!!
おはようございます。先輩
燐…羅?
ここは……
医務室です。
随分うなされてましたが、大丈夫ですか?
あ、ああ
なら良かったです。先生呼んできますね
ガシッ まって
はい?なにか…
少しだけ、話をさせてくれないかい?
……別に、構いませんよ
2人きりをご所望ですか?リドル様
そうだね。そうさせてもらえるかい?
冗談のおつもりが…
ま、いいですよ
隔離した世界
さて、お話、とは?
まず、ボクはどうなった?
オーバーブロットしました
そう、か
皆さん、心配してましたよ
皆にも迷惑かけたね
それから……
?
キミについて知りたい
え?私、ですか
ああ
……どうして?私を知っても、
あなたには何も利益がない
知る必要は無いでしょう?
…何か、感じるんだ。
何とは言えないけどね
そうですか。わかりました。
でしたら、先にあなたの問題を
解決しましょうか
ボクの?
ええ。まだ、何も解決してないでしょう?
あなたのオーバーブロットで、問題は明らかになった。
色々話したいことがあります
…そう、だね
すまなかった。関係の無いキミにまで迷惑をかけてしまって
ええ
あなたの恐怖政治は、なかなかのものでしたよ?クス
あ、えと…
あぁ、どうか無理なさらないで。
この後、寮生たちも来ると思います。
話したいことがあるなら、話した方がいいですよ
では、失礼します。
ああ。ありがとう
あ、そうそう。これを渡しに来たんでした
?
“グリーフワール”ぜひ使ってください
マジカルペンにかざすだけで、ブロットを吸い取ってくれますよ。
では、今度こそ失礼します
あ、聞きたかったこと…まあ、またの機会にすればいいか
あら、おはよう
大丈夫?
先生…。ご迷惑をおかけしてしまって…
いいのよ。そのくらい。
特に体調も問題ないみたいだけど
もう暫くは休んでなさい
はい
ー数時間後ー
リドル!!/リドルくん!!(トレイ&ケイト)
トレイ?ケイト?
良かったぁ。起きなかったら
どうしようって超焦った……。
まだ万全じゃないだろう?
もう少し寝てろ。
どうして…
燐羅ちゃんから連絡あったの!!
リドルくんが目覚めたって
そっか
…………………。
ボク……本当は、マロンタルトが食べたかった。
へっ?
薔薇は白だっていいし、フラミンゴもピンクでいい。
お茶に入れるのは角砂糖より蜂蜜が好きだし
レモンティーよりミルクティーが好きだ。
みんなと食後のお喋りだってしたい…。
リドル……?
ずっと、もっとトレイたちと、遊びたかった………
う、うう……うううっ………わぁあああん!
うっそ……。
あのリドルくんがギャン泣きしてる……。
俺も悪かった。お前が苦しんでるの知ってたのに
ずっと見ない振りをしてた。
うっうっ、うう……。
だから、今日は言うよ。リドル、お前のやり方は
間違ってた。だから、みんなにちゃんと謝るんだ。
…うっ、ぐす………ごめんなさい……。
ごめんなさい……っ!
ああ。ほかの寮生にもちゃんと言おうな
……うん。わかった
失礼しまーす
ちょ、おいこらエース!
エーデュースちゃん!?なんで
聞き耳立てるようですみません。
きたタイミングが悪かったので…
まあ、いいや。寮長の本音はわかったし。そのうえで
オレ、寮長が今までの行動を謝ってくれたら
言おうと思ってたことがあんスけど……。
ゴメンの一言で済むわけねーだろ!
絶ッッ対許してやらねー!!!!
え〜っ!この空気でそれ言う!?
ったりめーだ!
こっちは散々コケにされたわけだし?
せっかく苦労して作ってた手作りマロンタルトを
捨てられたわけだし?
涙ながらに謝られたくらいじゃ許せねーなあ。
コイツオレ様より根に持つタイプなんだゾ。
ポコッ
いって
全く。見てらんないわね
燐羅?
ふふ。戻りました。
エースの顔を見る限り、言うことは言ったみたいね
うん
話戻していーい?
あ、どぞ
……オレ、しばらくは誕生日じゃないんだよね。
は?お前何を言って…。
だから、『何でもない日』のパーティの
リベンジを要求する
オレたち、結局パーティに参加出来てねーし。
そんで今度はお前がタルト作って持って来いよ。
あっトレイ先輩に手伝ってもらうのはナシだから!
自分で苦労しろ!
…………そしたら、許してやらないことも、ない。
全く、自分は周り巻き込んで手伝ってもらったのに
外野は黙ってろっ。
いい?わかった?
え?
何すりゃいい?って顔してたから
……うん。わかった。
(これで一件落着ね。パーティの準備はさせられるんだろうけど)
はぁ。気を抜いたら腹が減ったんだゾ〜
あん時の石落ちてたりしねーかなぁ?
ん?あん時?石?
まさか、ドワーフ鉱山の時のこと言ってる?
そうなんだゾ!
今後は見つけても食うなよ?
一度食べたら忘れられないあのお味!
ぜったい見つけて食ってやるんだぞ!
はいはい。今度は食べさせないから
あーあ。ったくもー……
……お前たち、ありがとな。
なんか言いました?
ん〜。なんでもなーい。
大変長らくお待たせ致しました。
あまりにも書く時間がなかったもので…
少し落ち着いたのでまた、ちょっとずつ書きやすいのから書いていこうと思います
とりあえず、1章は次回出終わりです!!!
スクロールお疲れ様でした
ばいちゃ♪
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。