テヒョン。 1人で苦しまないでね
テヒョンが話したくなるまで、まってるよ!
ジミン…。 ごめんね
僕達は毎日が楽しかった。幸せだった。
でも…。
あの言葉から僕達の歯車がおかしくなっていった。
僕はグクのお兄さんでもあり、恋人でもある。
グクが間違った行動を取れば、僕が正してあげたり僕が間違えればグクが正してくれる。
僕はグクの傍にいて、ただ愛し合っていたかったんだ…。
でも…。
あの時僕達はいつもみたいに騒いで甘えあっていたんだ。
そしたら、君は…。
えっ?
その時僕は話をそらして、いつものようにグクに甘えて過ごしていたんだ。
あんな言葉だけど僕には…。
グクは女の子と付き合いたいの?なんで僕と付き合ってるのかな?
いろんなことを考えてしまい、僕の頭はもうおかしくなってしまってた。
僕がこんなになる前にちゃんとグクと話をすれば良かったんだ…。
最悪の時はどんどん最悪なことがおきる。
「ほんとに付き合ってるの」
「アイドルならなんでも許されるの?」
「気持ち悪い」
スタッフの人達が話していた。
初めて聞こえた言葉だ。
僕はグクだけしかみえてなかったんだ…。みんなが、そんなふうに思ってたなんて…。
グク、僕達はもしかしたら付き合ってはいけないのかも。僕の頭はもう機能しなくなっていた。グク…。
僕の頭では、もうどうしたらいいのか?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!