耳元で聞こえる低くて甘い声が私の心を溶かして行く。
ベッドの中で広がる彼の香りは大人な香りだった。
鼓動が少しずつ高鳴っているけれど、そんなことも知らずにスルスルと彼の手は奥へ奥へと入って行く。
立てた人差を私の口元へ移動させた。
微笑み、私に密着してきた。
さらりと肌に触れお互いにお互いを感じ合った。
なにも言えないまま、されるがままになった。
そっと肩に手を置き、ゆっくりと下に服を下ろし、深いキスを始めた。
舌が入るたびに溢れる吐息。苦しいけど、それが何故か気持ち良くもあった。
少し、息を切らしながらも名前を呼んだ。
いつもより優しい笑みで私の精神を壊していった。
少しずつ激しくなる手の動き、口の動き、腰の動きが私の気持ちを高ぶらせた。
押し倒されたと思うと、そっと体を起こし立ち上がり背後から押し付けられたり、背後から手を回し胸を揉みほぐすようにゆっくりと動かされた。
出す気は無くても自然と漏れてしまう声に自分でも驚いた。あなたと耳元で囁かれるたびに鳥肌が立ち、どんどんと彼に溺れていった。
部屋中に鳴り響くいやらしい音と声。
そのまま、眠りについた。
朝、目を覚ますと、目の前にある可愛い寝顔と向かい合っていた。
私から唇を寄せ抱き寄せ、足を絡ませ、時間など関係なしに営んだ。
寝起きのテンションなのに、優しく構ってくれたえいちゃんはニヤリと笑い私の穴に指を入れた。掻き乱された。舐められて、そのまま上に上がってくる舌は私の鼓動を早くさせていた。
ボソッと言い、昨夜よりも熱い朝になった。
自分の背後に立つえいちゃんは楽しそうだった。早い腰さばき、そして手が裂け目と穴と太ももの内側を行き来しサワサワとなめらかに滑らしていた。
漏れる声を聞くたびに中に熱いものが流れてくるようだった。
異物をひと舐めするとお互いの感情は高まり、舌の動きが激しくなっていった。
低い声で呟かれる私の名前。
過剰に反応する私の一部。
熱を帯びている穴の中、彼の異物。
疲れ果ててもキスは止めなかった。
駆け回る舌と全体に触れられる手のひら。気持ち良くて、きついものが一気に緩くなった。その瞬間に彼の異物はズボッと中へ一気に入り腰の動きが少し変わった。奥までつき、毛がずっと下っ腹に擦れていた。ピタリと密着し合う身体はお互いに汗ばんでいて興奮度が互いに感じられた。
返事をしたくても、口を開くと言葉を発せないほどとろけた。私の穴はガバガバで2人の混ざり合ったものがその場にたくさんたれていた。
部屋は終わった後に始末をすれば良い。
今を存分に楽しんで幸せをお互いに分かち合おう。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。