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第11話

2人の存在
詠太
詠太
……
姉ちゃんと道を別れてから数分が立った。

家で見たあの時計は、時間がズレてて遅刻なんてする時間じゃなかった。

それは公園にある時計で気づいた。
きっと姉ちゃんも気づいたんだろう。

……また、1人…

そう思ってたけど、今日は違った。
凛
えーいた!
元気っ?
詠太
詠太
んえ!?
あっ………うん。
背中をバンッと叩いて満面の笑みを浮かべるのは、奏でくんの次に僕に話しかけてきてくれた女の子。
凛だった。
凛
なにその間ー!
実は元気じゃないでしょ!
詠太
詠太
元気…だよ
凛
嘘つけ!
確実に元気ない!
凛と出会ったのは偶然だった。
いや…そんなふうに簡単な言葉で表したら怒られるかな。

……凛は僕を救ってくれた。

僕は下校時に男子に荷物係として連れられていた。
僕はそれほど力がなく、フラフラとしていた。
その時、ある1人のカバンを落としてしまった。

その途端、カバンを落とされた人は僕に殴りかかってきた。

何俺のモノ落としてんだ。……って。

そんなに大切なら自分で持てばいいじゃないか。
そんなこと言えるはずなかった。
僕は臆病だったから…卑怯だったから……

そんな時、たまたまその道を通りかかった彼女…凛が僕を救ってくれた。

あの時の凛……かっこよかった。
凛
おーい?詠太?
どした?ボーッとして
詠太
詠太
……ううん。なんでもない
凛
さっきから、
大丈夫~、とか。なんでもない~。とか。
そればっかりだね…
凛は、僕の発言に不満があったのか、頬を膨らませている。
…そんな顔されても……
詠太
詠太
ごめん…
凛
すぐ謝るのもダメ!
詠太
詠太
………
姉ちゃんにも…
謝ってばかりじゃダメだって……
言われたことがある。

凛…姉ちゃんに似てるのかな…
詠太
詠太
今度から気をつけるよ。
……そろそろ学校行かないとほんとに遅刻しちゃう…
凛
ん、そうだね!
じゃあ、行こっか!
そう言って凛は、僕の手を取り走り出す。
普通…立場逆なんじゃ…?

そんなことを思いながら僕らは走って学校へと向かった。

息切れをしながらも、
「ギリギリセーフ~!」などと言ってる凛を見ながら席につく。

ほんと…疲れた……

意外と凛は体力あって…
いや、大体は想像出来てたけどね……
奏
あ、詠太じゃん!
今日遅かったね
詠太
詠太
え?あ~…
ちょっと長話してて…
奏
誰と?
詠太
詠太
凛だよ。
……まぁ、ほぼ僕が立ち尽くしてたせいだけど。
奏
あー、凛か。
あいつ話し出すと止まらないからな~…
僕と奏と凛。
この3人はとても仲が良い。

たまに一緒に公園に遊びに行ったり……
勉強会をしたり。

喧嘩は…たまにするけど、すぐに仲直りする。

2人に出会うまでは、これが夢の生活だった。

けど今は、その夢の生活が実現してる。
全部2人のおかげだ。

姉ちゃんは……どうなの、かな…

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亜夢
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