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第9話

汚い
詠太から電話を受け取り、"もしもし"と声を出す。
心配そうな顔をして見つめてくる詠太を気にかけながら。
母親
あ、もしもし?
星華?
星華
星華
……そうだけど
母親
いきなりなんだけどね?
新しいパパができたわよ
星華
星華
……え?
新しい…パパ…?
母親
誠って言う方なの。
とても優しくて、それに_
プツッ……という音がした。
私は母が喋ってることなんて気にせず、すぐに電話を切った。
詠太
詠太
姉ちゃん…?
星華
星華
詠太は…お母さん好き?
詠太
詠太
え?
詠太
詠太
……好きじゃ、ないよ…
星華
星華
……そっか
そう言うと私は…スマホを手に取りLINEを開く。 

多分、今後一切連絡しないであろう母のトーク画面を開き…

"もう帰ってこなくていい"

とだけ連絡をして、母のLINEをブロックし、トーク履歴も全て消した。

新しいパパができた?
何勝手なことを言ってるの…
まさか一緒に住もうとでも言う気だったの?

そんなの嫌だ。
考えるだけで吐き気がする。

母が帰ってくるくらいなら、私たち2人で過ごしてる方が楽しい。
星華
星華
詠太…なんでもないよ。
ただ、お母さんはもう帰ってこない。
詠太
詠太
…そっか。
帰ってこなくていい。そんな事を連絡したけれど、母は何も悲しまないだろう。

帰ってこないと詠太に伝えても、詠太は反論などしなかった。
逆に、安心したような顔をした。
星華
星華
もうこんな時間だから、早く寝てね
詠太
詠太
うんっ…おやすみなさい
星華
星華
おやすみ
そう言って詠太の頭を撫でると、詠太は優しく笑い歩いていく。

私も部屋のドアを閉め、ベットに入る。

母の声なんて聞きたくなかった。

私たちを捨てて、男と遊び回ってた女。

もう母なんかじゃない。
ただの他人、ただの汚い女。

そうとしか考えたくない。
ただでさえ、今は疲れてるの。

あの女のせいで余計疲れた。
ゴチャゴチャと考えてるうちに私は眠りについた。

夢は…何も覚えていない。
多分疲れきってたから、眠りが深かったのだろう。

夢なんて見ても、何も楽しくないけど。
楽しい夢なんて見たことない。

いや…1回だけ、あるかな。

まだ私の本当のお母さんが…私の隣で一緒に寝た時。

それきり、ちゃんと夢を覚えていないし、思い出したくないから。

__明日は、何か変わるかな_

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亜夢
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みなさんどうも!亜夢です!! 色々なジャンルの作品を書こうと思ってます! 亜夢の本棚と検索すると私の小説が出てくるので、是非読んでみてくださいね! 私の作品は、亜夢の本棚とタグを検索すれば出てきます! お気に入りや、いいねしてくれたらめっちゃ喜びまずw コメントよければしてくださいね(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु
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