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第4話

その後、私は詠太によって顔に大きなアザを残した。
けど、それを私は恨んでもないし怒ってない。
だって詠太は…自分の命を優先してくれたから。
私なんかの事より。

いや…それは違うかな…

あとから聞くと、選択肢はもうひとつあったらしく、私をいじめるのをやめ、詠太がいじめられる。
だが、それをしても涼也は絶対に私をいじめてくる。
それは目に見えていた。
だから詠太は、私を痛めつける。という選択肢にしたんだと思う。

詠太は、私の顔を殴ってる時…とても悲しい顔をしていた。
今にも泣きそうな顔…

私は抵抗しなかった。
だって、早く終わらせてあげたかった…
これ以上、詠太の心を傷つけたくなかった。
星華
星華
あんた…ほんと卑怯者ね…
涼也
涼也
えー?なにが?w
そして…またあの時と同じ光景が今。
広がっている。
…あの夏の日から私は何度も前と同じことをされてきた。
何も、変わっていない。
星華
星華
あんたは…詠太との約束をやぶった。
涼也
涼也
約束ー?
そんなのしたっけ?w
詠太との約束。

詠太が私に傷を負わせれば、二度と私をいじめない。
けどこいつは…詠太とのその約束をやぶった。
星華
星華
あんたは何度詠太をッ…!
涼也
涼也
君を痛めつけるのは肉体じゃない。
星華
星華
はっ…?
涼也
涼也
中身。だよ。
詠太
詠太
……姉ちゃん…ごめんなさい。
けど、許して…
星華
星華
…なに、言ってるの?
詠太
詠太
…僕がこれから…姉ちゃんの代わりになるから…
その時の詠太は…笑っていた。
詠太の笑顔は本物だった。
なんで…笑ってるのっ…
星華
星華
ダメだよ詠太…
なんでそんなこと…!
詠太
詠太
姉ちゃんは僕がやりたいことをやれって言った…!
詠太
詠太
……悲しくても…苦してくても。
笑っていなさいって…
笑ってれば大丈夫って…言ってた(微笑
星華
星華
えい、た…
それは、違うんだよっ…
違う。それをちゃんと伝えなきゃいけないのに、私の喉から出てくる声はカスカスで…頼りなく細くて…

詠太には届かなかった。

私が呆然としてる間に涼也が詠太を連れていこうとしてしまう…

まって…やだ…ダメだよ、。
詠太はダメ…絶対にっ…ねぇ…
奏
…カサッ))
涼也
涼也
……誰?
奏
ひっ…
ある1人の男の子が、木の後ろに隠れていたらしく、音を出してしまい正直に前に出てくる。

誰だろうか…?
身長は詠太と同じくらいの大きさ。
顔立ちは…中学生、くらい?
奏
え、詠太からッ…手を離せ…!
星華
星華
………
あぁ…詠太の友達かな…

けど、詠太の友達はいつも、この子みたいな行動をしてきた。
その行動は言葉を告げるだけ。
今までの子はみんな、言葉を告終わると、ビビってすぐに去っていってしまった。

きっとこの子も__
詠太
詠太
奏…ダメだよっ…
来ないで…!
奏
ダメじゃない!
僕、君に何度も救われてきた…!
詠太
詠太
っ…けど…ダメだよ、。
奏
今君を救えるのは…
僕だけだっ…!
…私だって救える。
なんて言えるはずがない。
だって今…涼也に怯えて足が全く動かないんだもん。

……ほんと、情けない。
涼也
涼也
君、この子の道連れになるー?w
それが嫌なら…すぐにここからいなくなって。
奏
いなくなるわけ…ないだろ…!
星華
星華
ッ……!
詠太の友達の男の子は…
涼也に襲いかかった。

襲いかかったと同時に、男の子はあらかじめ持っていたのか、カッターで涼也の手を切りつけた。

すると涼也の手の力は緩み詠太から手を離す。
その瞬間を狙って、男の子は詠太の手をしっかりと握る。

あぁ…かっこいい…
涼也
涼也
いったいなぁ…!!
奏
ね、姉さんも早くいこっ…!
星華
星華
え、う…うん!
詠太
詠太
………
手から血が出ている涼也を尻目に、私たちは全力で走った。

男の子は…詠太の手をしっかりと握っている。

……その姿を見て、安心してしまった。

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亜夢
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みなさんどうも!亜夢です!! 色々なジャンルの作品を書こうと思ってます! 亜夢の本棚と検索すると私の小説が出てくるので、是非読んでみてくださいね! 私の作品は、亜夢の本棚とタグを検索すれば出てきます! お気に入りや、いいねしてくれたらめっちゃ喜びまずw コメントよければしてくださいね(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु
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