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2022/01/15

第147話

🍀
今から最難関門 オラボニに報告する訳だが、
兄の住居へ赴くまで繋いでいたホソクの手は
多分緊張による汗だろうか、湿っている。












(微妙に嫌だな…)









口をはくはく開閉させるホソク。






オラボニに言う台詞の練習をしているのだろう。





























……こんなに必死だと、少し意地悪したくなる。




























ホソク…もしオラボニに断られたら…
_@_
…そんなはずは無い
_@_
…話術には…自信が、ある
自信がある人の口調じゃないですよ









すると彼は、深すぎるため息をついて。












_@_
…兄に断られたらお前は
_@_
やはり私との婚約を破棄するのか?
まぁオラボニがそう言ったら……
_@_
…そうか









諦めがついているかのような顔をするくせに
手は更に強く握り締めてくるから
いつでもどこでも素直じゃない男だ。












ㅎㅎ 嘘ですよ
ホソクが説得しきれなかったら
私が泣いてでも頼み込みます
こんなに手汗かいてまで
緊張しないでください ㅋ
_@_
…ッ /







悔しそうに頬を赤らめながら
彼はいじけて顔を背けた。











_@_
お前のそういうところがっ…!
嫌いですか?
_@_
ッそ、れは、その…
_@_
…腹立つ、だけだ
_@_
嫌いではない
_@_
あ、いや、好きでもない
?ㅎㅎ
_@_
…っ人を煽るな!//











慌ただしくて落ち着かない暗行御史は
私の右頬をつねってきた。









結構、力加減に容赦ないのがホソクだ。










要するに痛い。


















ㅎㅎ 大丈夫ですよ
オラボニだって鬼じゃないんだから
聞き入れてくれます
_@_
…お前以外には鬼なんだ










あの暗行御史様がここまで緊張してしまうほど
報告とは堅苦しいものなのだろうか。








それかこの男が変に不器用なだけなのかもしれない。














どちらにせよ私の旦那は愛らしいのだと思う。




























_@_
…にしてもお前
_@_
つねると不細工だな ㅎ











先程の思いを撤回すると共に、
彼の頬に平手打ちをかました。