藍side
大好きな幼なじみへ。
君の事を好きになって良かった。
いつもありがとう。
私最初、乃愛が奏斗の事が好きって相談されたとき、
「応援するね!」
って言っておきながら、
自分も奏斗の事が好きだなんて言えなかった。
だって言ったら、今の関係が無くなるんじゃないかってずっと怖かったんだ。
だって私と乃愛はたった一人の親友であり相棒でもあるから。
そのせいで、関係が少しギクシャクしたけど、奏斗や保健の先生が
「本当の事言ったら?」
と勇気をくれたから、本年で話すことができたよ。
奏斗。ありがとう。
そしていつまでも私の彼氏でいてね!
大好きだよ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。