俺 の 苦手 な 朝 が やってきた 。
「おきろ ~ !」
いつもの 声 が 聞こえない …?
あれ 。
俺 は 起き上がる 。
見渡すと あなた は いなくて
静かな 俺 の 部屋 。
呼んでも 返事 は ない 。
こんな事 も あるだろう 。
準備 を 始めた 。
そして 、学校 に 行こうと した 。
しかし 、あなた の 声 は 聞こえない。
まぁ 、玄関 の 外 に いる 。
開けてみると 、
誰もいない 。
いつも 、一緒 に 登校 してたし
何も 言わずに 行くとか ありえない 。
だから 、1人 の 登校 。
駅 の ホーム に 着くと
この方 は 先輩 の 亜嵐 サン 。
俺 が 入学 した時 から 仲良く
してくれている 先輩 。
先輩 は サッカー の 道具 を 肩 から
提げて 歩いていった 。
そう 。
あなた に 告白 した 先輩 は
片寄 涼太 先輩 。
学校 でも 有名 な イケメン 。
呆れた 。
早く 、学校 行こ 。
駅 の ホーム に 入った 。
確かに 2人 ベンチ に 座って
楽しそう に 話してる 。
しかし 、ちょっと ぎこちなさそうで 。
ヘッドホン を 耳 に 付ける 。
なにか 、ざわざわ 。
うるせ 。
誰か が 俺 の ヘッドホン を 取った 。
こいつ は 立花 さつき 。
俺 と 同じクラス で しかも 隣 。
ま 、うるさい 奴 。
朝 から いろいろ 疲れる 。
電車 が 来て 乗り出した 。
横目 で ちらっと …
あ 、乗った …
俺 、なんか 辛すぎて ご飯 出てきそう 。
あっという間に 学校 に 着いた 。
一気に 、学生 が 降りて行く 。
今日 は いつもより 満員 だ 。
さつき …?
おいおい 、満員電車 に 流されてるし …!
最悪 かよ 。
巻き込まれている さつき の 手 を 掴む 。
グッと 引っ張る 。
何とか 、抜け出せた 。
ほんと 、手 が かかるやつ 。
お礼 言われたの いつぶりだろ 。
あ 、てか あいつら …!
もう 、改札 通ったし !
はやすぎ 。
なんで 、こんなに 気になるのか 。
自分 でも わかんね 。
ど ~ したんだ 、俺 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。