第5話

# 5
2,001
2018/07/16 14:54
玲於 side
電車 から 降りると 暑い 。


じわじわ と 身体 に 伝わる 熱 。
佐 野 玲 於
あち ~ 。
手 で 煽る が 熱風 で なにも 涼しくない 。
ヘッドホン を 付けて 聞く 。


暑い 。
歩いていると
あなた

… 於 。

誰か が なんか 言ってる 。


俺 に じゃ ないだろ …


無視 して あまり 気にしなかった 。
あなた

玲於 ~ !

あなた!?
佐 野 玲 於
あ 、あなた 。
あなた

あなた ですよ ~ !

佐 野 玲 於
なに
あなた

何 って …!
たまたま 会ったから
話しかけた だけだよ

佐 野 玲 於
ふ ~ ん 。
あなた

玲於 …

佐 野 玲 於
なに?
あなた

彼女 できた?

佐 野 玲 於
は?
あなた の 口 から 出た 


言葉 に 驚き を 覚えた 。
あなた

いや 、今日 の 朝
女の子 と いたでしょ?

佐 野 玲 於
あぁ …
別に 。
あなた

… そうなの ?

こいつ 、気になってんだ 。


おもしれえ 。


ちょっと 、からかってあげよ 。
佐 野 玲 於
さぁな 。
言わねぇよ 。
あなた

いいじゃん!
教えてよ!

佐 野 玲 於
やだ 。
てか 、あなた も
俺 に 言ったか?
あなた

言ってない 。

佐 野 玲 於
だろ 。
悲しそうな 顔 。
あなた

でも 、玲於 なら
言ってくれると 思ったのに

佐 野 玲 於
は?
うわ 、泣きそう 。


やばい 。
あなた

っ …!

佐 野 玲 於
いねぇよ 。
あなた

え …?

佐 野 玲 於
いないから 。
あなた

そうなの …?

佐 野 玲 於
今朝 のは 友達 。
あなた

そっか 。

急 に 何も無かったような


顔 に なった 。
佐 野 玲 於
何 、気になってた?
あなた

そりゃね

佐 野 玲 於
じゃ 、暑い で 帰るわ ~ 。
あなた

は!?

走る 。
あなた

ちょっと 待って!

佐 野 玲 於
遅せぇよ!
あなた

ちょっ …!!

あなた が 必死 に 付いてきている 。


と 、思いきや …


俺 を 楽々 抜かしていった 。
あなた

玲於 、おそーい!

佐 野 玲 於
あいつ …!
俺達 の 順番 は 変わらないまま


お互い の 家 に 着いた 。
あなた

あつ ~ 。

佐 野 玲 於
誰のせいだよ 。
あなた

玲於 の せいだからね?

佐 野 玲 於
うっせ
あなた

じゃあね!
玲於!

佐 野 玲 於
お 、おう …
笑顔 で 家 に 入ってった 。
その時 、俺 の 心臓 は


バクバク していた 。


走った せいなのか 。


それか …









あいつ の 笑顔 を 見たせいか ─────







佐 野 玲 於
やべ …
部屋 に 入った 。
窓 の 向こう には あなた 。


楽しそう に 部屋 を 片付けている 。
立 花 さ つ き
私 じゃ 駄目かな!
さつき の 言葉 。
どういうことだ …?


ちょっと 、深く 考えず さつき に


言っちゃったから 。
あなた に 聞いてみるか 。
俺 は ベランダ に 出て 窓 を ノック する 。
あなた

なに?

佐 野 玲 於
ちょっと 、相談 。
あなた

珍しい ~ !

佐 野 玲 於
うっせ
あなた

いいよ 、入って ~ 。

佐 野 玲 於
お 、おう …
部屋 に 足 を 踏み入れた 。


女 の 匂い 。


でも 、あなた の 匂い も して ─────
いやいや 、変態 かよ …
あなた

んで?
相談 とは!

佐 野 玲 於
あ 、うん 。
俺 、友達 によ
あなた

うん?

佐 野 玲 於
" 私じゃ駄目かな " って
言われたんだけどよ ~ 、
その 、意味 が
分からないんだけど …
あなた の 表情 が 若干 、曇った 。
佐 野 玲 於
あなた?
あなた

あ 、え!?

佐 野 玲 於
どういう意味だ?
あなた

えっと …

佐 野 玲 於
うん
あなた

その 子 は 玲於 の 事 が
好きってことだよ 。

佐 野 玲 於
は?
あなた

私じゃ駄目かな = 貴方 が すき
って 言ってる って 事 だよ?

佐 野 玲 於
そうだったのか …
あなた

え 、それ 知らず 適当 な
返事 したとか してないよね

なんで 、こいつ 分かるんだ …!?
佐 野 玲 於
まあ 、察しの通り です …
あなた

ほんと 、バカ!
早く 謝ってきて!

佐 野 玲 於
は!?
どうやればいいんだよ!
あなた

そんなこと 自分 で
考えなさいよ!

佐 野 玲 於
わかんねぇよ ~ 。
あなた

知らないもん!

あなた は 後ろ を 向いて


一切 、俺 の 方 を 見ようと しない 。
佐 野 玲 於
なぁ 、
あなた

なに。

佐 野 玲 於
怒ってんの?
あなた

怒ってないし …

佐 野 玲 於
怒ってんじゃん ?
あなた

怒ってないってば!
もう 、出てって!

俺 を 押し出してくる 。


なんだよ 、こいつ 。
ベランダ の 鍵 を 閉められた 。


なにか 、悪いこと した ?


俺 。
部屋 に 戻って 眠りにつき 、朝 が 来た 。
佐 野 玲 於
行ってきます!
家 を 飛び出すと 家 の 前 には


あなた が 立っていた 。
佐 野 玲 於
あなた?
あれ 、彼氏 サン は?
あなた

今日 は 先 行ってって 。

佐 野 玲 於
へぇ 。
早速 、見放された
あなた

うるさい 。
見放されてないし!

佐 野 玲 於
機嫌悪い 。
なんか 、あった?
あなた

別に 、何も 。

俺 は 、あなた の 手 を 引っ張った 。
佐 野 玲 於
おい 、まじで 
意味わかんねぇ 。
ハッキリしろよ 。
あなた は 下 を 向いて 話し出す 。
あなた

私 は …!!

通行人 JK
え 、超 かっこいい 。
手 握られちゃって羨まし 。
通行人 JK
ほんとだ …
めっちゃ かっこいい ~ !
朝から いいもの 見れた!
は …?


俺 の こと …?


気になって 、後ろ を 見ると 目 が あう 。
通行人 JK
やばっ!
目 あっちゃった!
今日 、ついてる!
佐 野 玲 於
あの 、俺っすか?
通行人 JK
は 、はい!
めっちゃ
かっこいいですね!
佐 野 玲 於
いや 、あまり 
言われたことないんで …
ありがとうございます 。
通行人 JK
 握手 してください!
佐 野 玲 於
え!?
俺 は 差し出す 手 を 握った 。
通行人 JK
やばい 、やばい!
ありがとうございます!
佐 野 玲 於
 いえ  …
 と言って 、JK は 去ってった 。
あ …


あなた 、絶対 怒ってる 。


話 中断 してしまった …!
佐 野 玲 於
あ 、話 は …?
あなた

もう 、いい 。
よかったね 。
ちやほや されて ~ !

佐 野 玲 於
別に 、良くねぇし 。
あなた の 歩く 隣 に 行くと 


歩く スピード が 早まる 。
あなた

嬉しがってたじゃん!
握手 してさ!

 てか 、なんで ムキになってんの …?
佐 野 玲 於
嫌だった?
あなた

べ 、別に 嫌 とか じゃ なくて …

佐 野 玲 於
ごめんな 。
やっぱ 、俺 と いると
あなた は 笑顔 じゃ なくなる
あなた

そ 、そんなことは …!

佐 野 玲 於
あなた は 涼太 先輩 の 方 が
合ってると 思う 。
だから 、これからは
先輩 と 通え 。
ほんとに 、あいつ の 怒った 顔 なんて


見たくねぇし 。


意外 と 心 傷つくっていうか 。
あなた

なんで!?
そんなことないし!

佐 野 玲 於
ごめん 。
用事 思い出した 。
これで 、いいんだ 。


あいつ の 為 。


俺 と いるより 先輩 の 方 が ─────
駅 に ついて 、改札 を 通り ホーム へ 。
立 花 さ つ き
あ 、玲於!
聞き覚え の ある 声 。
佐 野 玲 於
おお 、さつき …
                       " 貴方 が 好き "
あなた に 言われた 言葉 を 思い出した 。
立 花 さ つ き
おはよ!
佐 野 玲 於
お 、おはよ 
立 花 さ つ き
なに?
佐 野 玲 於
いや 、お前 さ …
立 花 さ つ き
ん?
佐 野 玲 於
俺 の こと 好きなの …?

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