第6話

# 6
2,031
2018/07/17 08:26
あなた side
玲於 が 他 の 女の子 と 、


関わると イライラ する 。


何か 、私 に 突っかかって おかしい 。
私 には 涼太 サン が いる 。


なのに 、涼太 サン じゃ ない 人 を


考えてしまっていた 。


前 も 、駅 で 玲於 が 他 の 女友達 と


話しているの を


見て イライラ しちゃって 。


涼太 サン に 心配 かけちゃったし 。
佐 野 玲 於
ごめん 。
用事 思い出した 。
そういうの 玲於 の 背中 。


どんどん 、離れていく 。
あなた

まっ …

人混み に 消えてって もう


玲於 に 会えない 気がした 。
あなた

玲於 …

すると
白 濱 亜 嵐
あ 、可愛い子 発見 。
あなた

誰ですか 。

何この チャラ男 。


ほんと 無理 。
白 濱 亜 嵐
そんな 冷たい目 で 見ないでよ
あなた

はい?

白 濱 亜 嵐
あ 、俺 玲於 の 先輩友達!
白濱亜嵐 って いう!
あなた

わかりました 。
でわ 、急いで いるので 。

白 濱 亜 嵐
待ってよ ~ 。
玲於 、見てたんでしょ 。
あなた

な訳ありません!

白 濱 亜 嵐
目 が 泳いでる 。
素直 に なりな?
その方 が 楽 だよ ~?
あなた

いいです 。
自分 で きめます 。

ほんと 、こういう人 嫌い 。


いちいち ウザイ 。
白 濱 亜 嵐
玲於 、誰 と いると思う?
その言葉 に 私 は 足 を 止めた 。
あなた

誰ですか …

白 濱 亜 嵐
あれ 、そこは 素直 。
あなた

なら 、いいです 。

再び 、歩く 。
白 濱 亜 嵐
うそうそ!
教えてあげる 。
あなた

はい

白 濱 亜 嵐
立花 さつき 。
あなた

誰です …!?

白 濱 亜 嵐
じゃ 、もう 行くね!
あなた

ちょっ …!

白濱 先輩 は もう 消えていった 。


てか 、誰 …?


立花 ?


さつき?


その子 が 玲於 の 事 ────
あなた

誰だし …!
てか 、私 には
涼太 サン が いるから 。

そう 心 で 唱えた 。
駅 の ホーム に 入ると 沢山 の 人 。


その 中 に 玲於 を 見つけた 。
あなた

あ 、玲於 …!

しかし


私 の 声 は 届かない 。


だって 、女の子 と いるから 。
あなた

あの子 が 立花 さつき サン …

気になる 。


どんな子 なのか 。


本当 に 玲於 が 好きなのか 。
勝手 に 足 が 動いてしまう …


ダメだよ 。


邪魔 しちゃ …


でも …
立 花 さ つ き
ねぇ 、あなた チャン じゃない?
玲於 の  後ろ に 立っていた 。


そして 、振り返る 。
佐 野 玲 於
あなた …?
あなた

玲於 …

佐 野 玲 於
どうした?
あなた

私 …

佐 野 玲 於
ん?
急 に 優しい 。


そんなの 、ずるい …
あなた

やっぱ 、いい …

立ち去ろうと したとき 。
佐 野 玲 於
ちょっと 。
玲於 は 私 の 手 を 掴んだ 。
あなた

離して …
ごめん 。

佐 野 玲 於
なに 、言ってくれないと
わかんねぇよ 。
だから 、何も ないってば …
あなた

いいから 、離して …!

そういうと 、力 が だんだん 緩まって


玲於 の 手 が 離れていく 。
佐 野 玲 於
わり …
と言って 、玲於 は 立花 サン の 所 へ


戻って 行った 。
私 は その場 に 立ち尽くしたまま 。
立 花 さ つ き
大丈夫 なの …?
佐 野 玲 於
一応 …
そんな 会話 が 聞こえてきて


胸 が 苦しくなる 。
大丈夫 じゃ ない …
 そんな時 。
片 寄 涼 太
あれ 、あなた チャン!
あなた

涼太 サン …!

私 は 無意識 に 走って 


涼太 サン に 抱きついた 。
片 寄 涼 太
どうした?
あなた

会いたかった …

片 寄 涼 太
何急に ~ !
急 でも いいの 。


私 は 、涼太 サン に 会いたい だけじゃない 。


今 の 私 の 、心 を 満たしてほしい 。


穴 の すっぽり 空いた 心 を 。
立 花 さ つ き
あれ 、いかなくていいの 。
佐 野 玲 於
別に 、俺 には
関係 ないから 。
立 花 さ つ き
そっか 。
私 、おかしい 。

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