朝になり未央は早く起きて学校に行く準備をしていた。すると風磨からLINEがきた。
未央:お待たせ!
風磨:おう!行こーぜ!(笑顔可愛すぎだろ)
未央:うん!
風磨:未央って部活どうすんの?
未央:どうしよう。入らないとやばいかな。
風磨:うん、入った方が楽しいと思うけど。俺はバスケ部にする。
未央:風磨くんバスケ部か!マネジャーがいいなーって思ってるんだけど。迷ってる。
風磨:じゃあ、バスケ部のマネジャーしたら、俺もいるし!
未央:そうしようかな。うちも前までバスケ好きだったからルールは少し分かる笑
風磨:よし決まり!!じゃあ休日 未央が良かったらバスケしようぜ!
未央:うん!少しだけならいいよ!
風磨:ありがと!1時間だけでいいから!!
未央:うん!!風磨くんとバスケしてみたい!
風磨:よかった!!(めっちゃ嬉しい(//∇//)\)
話してる間に学校に着いた。教室に入るといつものようにガヤガヤしていた。
美亜:未央きた!おはよー!
未央:おはよっ。
聡:風磨くんもいるじゃん!二人ともおはよぉ!!
未央 風磨:おはよ!
マリ:GoodMorning!!
健人:おっはー!
勝利:おはよ。(未央 風磨くんと一緒。)
勝利は少し元気がない様子で窓をずっと見ていた。健人はその事に気づいていた。
HRにて。
先生:これから自主研修の班を決める。6人~7人のグループを作って決まったら研修先をプリントに書いてるからそれを見て決めてくれ。
終わったら先生に報告すること。
みんな:はーい。
美亜:うち未央と一緒がいい!
未央:美亜〜!うちも一緒がいい!
美亜:いぇーい!!健人達はどうする?
健人:俺、美亜達のグループがいい!
マリ 聡:僕も!!
勝利:俺はどっちでもいい。
風磨:俺も美亜達のグループがいい。
美亜:じゃあ決定だね!研修先どうしよう?!
健人:博物館とか動物園とか色々あるね。
聡:僕カピパラ見たい~!
マリ:僕も動物園がいい!
美亜:未央、どこがいい?
未央:どうしよう?動物園かな。
美亜:うちも動物園がいいかな。
健人:じゃあ動物園でいいかな?!
風磨:おーけー。
勝利:いいよ。
健人:じゃあ決定!!先生に報告してくる。
美亜:うん!
未央は健人達のグループで研修先は動物園に決まった。
放課後、健人は勝利と2人で帰っていた。
健人:久しぶりに2人で帰るよな。
勝利:そうだね。いつもみんなと帰ってるからね。
健人:いきなりなんだけど勝利ってもしかして未央のこと好き?
勝利:なんだよ急に。
健人:なんか今日、朝風磨と未央が一緒に来た時暗い顔してたからもしかしてと思って。
勝利:バレてたか。そうだよ、未央のこと好きだけど風磨くんも未央のこと。
健人:うん、風磨も未央のこと好きだよな。でも自分にもっと自信をもったら未央も勝利のこと考えてくれると思うよ。朝勝利が暗かったのを未央は気づいていたと思うし。勝利って嫉妬深いよねw
勝利:健人くん、ありがとう。嫉妬深いは余計w
勝利side
朝 未央と風磨くんが一緒に登校してきたのは驚いた。風磨くん本気なんだなーって思って俺も負けられない。健人くんから未央のこと好きなのバレてた、嫉妬深いって言われて自分でもそう思う。いつも未央がほかの男と喋ってるとイラついたりしてしまう。それぐらい未央のこと好きなんだな、研修で必ず未央に俺の想いを伝える!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。