遅いぞ悟、と部屋内に響く少し低い声
強面なのにカワイイを作ってる…
それよりも遅刻したのは多分五条悟のせいでは無い気がするが…いや、怒られるのは嫌だな
少しの沈黙の後
小学生じゃ無いんですけど…この扱い本当にやだ
何しに…面談くらいしか無いですけど
あぁ、呪術高専にか?それなら答えることは1つ
その先…死を知ってからずっと考えていた事。
喋りながら立ち上がる学長。バレないように目を使うと人形の中から呪力が揺れたような気がする物があった。術式か?
するとその人形らしき呪骸の説明をされた途端、ツカモトと言う呪骸が走り殴りかかってきた。
面談にこんな物はいらない。そう思い、呪力を大量に流し込むと…パァァン!と音をたてその呪骸は倒れた
1つで済むと思ったのが間違えだったのか…
と言い出した。呪力を流すのも面倒なので入学の為と言うこともあり、仕方がなく話すことにした。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。