夕方-
そろそろこの空気がキツくなってきたし
母さんが帰って来るし…
本当に甘い物好きなんだな…
その問いに答えようと
「五条悟」さんが口を開いた瞬間
この声、母さんだ!
「五条悟」知らなかったら只の名前。
でも母さんは知ってる人だった。
その時はまだ、術式とかも
良く分からなくて「五条悟」と言う
名前にどれほどの価値があるのかも分からなかった
けれど、母さんの顔色を見て深刻ささは理解出来た。
この会話で理解出来た
「五条悟」はとある場所ではとても有名人。
それに比べて母さん、いや「天馬家」は下の立場…?
先程までの態度とは打って変わって
母さんはいつもより大きい声で
ハッキリとした声で言った。
そして…
呪術師って何だ…?
そう言えばさっきから「じゅ」って
いっぱい言ってるよな…でも「呪術師」って何だ?
領域展開…?
最後の所は聞こえなかったけれど
領域展開?と言ったのは聞こえた。
聞き間違えの話じゃ無ければ、の話だが
最後に悪寒がした。
もしかして五条悟が怖くなった?そんな事は無いと思うがあの人なら何をしようとしても防いだり突っ込んできそう。
「よろしくね」と言う声を背中にして
キッチンへ向かった。
今の学校にこだわるわけでも無いから
そこまで気にしていない。
でも、目の前でそういう事をやられたら気分が
悪くなりそうだしな。
さっきから暗くなってるのは秘密
後日談
眠すぎて誤字多かったので修正しました。
すみません😣
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。