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2021/10/09

第4話

3話



キーンコーンカーンコーン



授業が始まる。
あなた
……



はっきり言うなら、私は勉強が嫌いだ。



大っ嫌い。



数学なんて特に。



それは多分、



勉強をする意味がないことに気づいてしまったからだろう。



___



_____



_______



小さいときから、見てきたのは真っ白な天井。



たまに起き上がっては、窓の外をただ眺める日々。



好きに外を歩いてみたいなぁ。



それが私のたったひとつの願いだった。
看護師さん
あら、あなたちゃん今日も勉強?
看護師さん
偉いわねぇ
あなた
……ありがとうございます



物心ついた時から、常に私は病院のベットの上にいた。



病弱だったせいか、外には中々出させてもらえない毎日。



お母さんが、いつか外に出た時のために、って参考書とかたくさん買ってくるから



私には「やる」という選択肢しかなかった。



私にはただ勉強をやるしかない。
あなた
……あの
看護師さん
ん?
あなた
私って、いつかはここ出られるんでしょうか……
看護師さん
っ……



私は、このときの看護師さんの反応で察してしまった。



あぁ、完全に自由になれる日は来ないんだと。
あなた
……そう、ですか



このときからかな。



勉強が大嫌いになったのは。



外に出たときのために勉強をしていたのに、意味がないと知ってしまったから。








……それからはもう、勉強はただの作業でしかなかった。



___



_____



_______



縁下から借りたノートを見ながら先生の話を耳に入れていく。



ちなみに、私が特に数学が嫌いな理由は、



5教科の中でも特にいらないと思うから。



元々数学は勉強する意味ないよね。
先生
じゃあこの問題を……
先生
あなたの名字さん!解いてみて!
あなた
……はい!



黒板の前まで進み、チョークを手に取る。



カッカッと、音を鳴らしながら式と答えを記入していく。
あなた
出来ました!
先生
……うん!
先生
完璧ね!
先生
さすがあなたの名字さん!
あなた
ありがとうございます!



こんな意味もない作業、やってて私に何があるのか。



まあ私以外の人は使うのかもな。



……1回、自己中心的な考えを改めないと。
縁下力
……これノート渡した意味あるか?



席に戻ると、縁下が黒板の方を見ながら独り言を呟いていた。
あなた
うーん……ないかも☆
縁下力
……だよな
あなた
でも借りとくね!
縁下力
なんでだよww
あなた
……親友がせっかく貸してくれたんだもん!



そういうと縁下は、豆鉄砲をくらったかのように、目をぱちくりさせた。
縁下力
親友……
あなた
あれ?やだった?
縁下力
いや全然w
縁下力
むしろそう思ってくれてた事が嬉しいわww
あなた
じゃあよかった!
縁下力
にしても、俺あなた呼びだけど
縁下力
あなたは縁下呼びじゃない?
あなた
……確かに!



言われてみればだわ。
あなた
じゃあ……力!
縁下力
っ……



今度はなんか赤くなった……?



耳まで真っ赤だ。
あなた
力熱ある?
縁下力
やっぱ縁下呼びで……
あなた
力!
縁下力
……これ言っても聞かないなw



……親友……なれた……!
先生
……ねえそこ、今授業中ね
縁下力
あ……すみません!
あなた
すみません!