第7話

7:男前
422
2021/06/20 09:57
七瀬陸side
その後、オレらはシオンさんとマネージャー含めた
9人で街を歩くことになった

シオンさんに案内するという目的で

マネージャーは着替えたらしく
スーツからワンピースに変えていた

軍服のような、騎士のような服のシオンさんとは
絵になっていた




小鳥遊紡
ここが私がよく行くカフェです!
ここ、いい案が思いつくんですよ!
シオン
そうなのですね。
シオンさんは終始真顔だけど...苦笑
和泉一織
貴方、マネージャーが案内してくれるんです
もう少しね
小鳥遊紡
いいんですよ!一織さん!
シオン
そうです。
貴方に言われる筋合いはありませんし
彼女自身もそう仰っています
和泉一織
イラッ
貴方ねぇ。私に対しての扱いが
雑だと思うのですが
シオン
はい。ナギ様の次に
六弥ナギ
...三月
シオンがdryデス...
和泉三月
うるせぇ!引っ付くな!
シオン
ナギ様、三月様に無礼な行動は
おやめ下さい
六弥ナギ
(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ…...
四葉環
シオン強ぇw
二階堂大和
まぁまぁ、次はどこ行く?
逢坂壮五
やっぱりアソコ行きましょうよ!
七瀬陸
?どこ?
逢坂壮五
ZEROアリーナ!!!!
行こう!
シオン
ZERO Arena...














逢坂壮五
シオンさん!
ここがZEROアリーナです!
あの伝説のアイドル、ZEROが
最後のライブをした場所なんですよ!
ハキハキ喋る壮五さん
いつになくテンションが高い
シオン
凄い大きいのですね
六弥ナギ
デショウ?
シオン
なぜ貴方がドヤ顔するのです
小鳥遊紡
待ってください〜
先に走っていった壮五さんとシオンさんを
マネージャーが走って追いかける



その時
小鳥遊紡
キャァッ!
階段で足を滑らせた
七瀬陸
マネージャー!!!!
和泉一織
マネージャーっ...
シオン
!!!!
六弥ナギ
No!!!!















小鳥遊紡
いった...くない?
シオン
大丈夫ですか
紡様
シオンさんがマネージャーを
お姫様抱っこしていた




シオンさんは壮五さんの近くに居たはず
つまり階段のふもと


マネージャーは階段をまだ下る前だった





でも、マネージャーを抱えたシオンさんは

階段の上に立っている





まさか、アソコからジャンプして?!
小鳥遊紡
あ、ありがとう...ございます////
マネージャーが照れてる!
和泉一織
貴方、まさかふもとから飛んで...?
シオン
?はい。そうですが何か?
和泉一織
す、凄いですね
シオン
ありがとうございます
紡様、お怪我はございませんか?
小鳥遊紡
はい...あのそろそろ
降ろして下さい////
シオン
!大変失礼致しました
シオンさんはマネージャーをゆっくりと降ろす

マネージャーはまだ赤面してる







多分、オレが女の人だったら惚れてるな
シオン
またバランスを崩されては大変です
階段を降りるまで
エスコートをお許しください
小鳥遊紡
えっ?!///
シオン
宜しければ、お手をどうぞ
紡様
小鳥遊紡
は、はい...
マネージャーが差し出した手を 
優しく持ったシオンさんは

マネージャーの方に体を軽く向け手を繋いだまま
階段をゆっくり降り始めた



穏やかな風が、マネージャーのスカートと
シオンさんのペリース肩の布を揺らす

その光景はまさしく
姫と、彼女を守る騎士だった





今日の感想は...




男のオレよりシオンさんが男前でなんかモヤモヤしました!!!!(ワンブレス)




















「作者」
ペリースってこれになります

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