七瀬陸side
オレらは必死で探した
でも案外簡単に...
とはいかない。
『七瀬陸さんですよね❤』
『私大和さんのファンなんですぅ!』
『環くーん!』
三月さんが指した方にはナンパに絡まれてる
シオンさん。
助けなきゃ
壮五さんが彼女の方に向かったが
ダァンッ
と、彼女の周りの男が倒れた
シオンさんの方に手を伸ばしていた壮五さんも
凄い驚いていた
『うっ...いってぇ』
彼女はナンパして来た男に手を差し伸べていた
『い、いえ。大丈夫です...』
『全然平気です』
『い、いえ。では...』
そう言ってナンパ男は去っていった
すぐさま壮五さんが駆け寄る
『ナギくーん!』
そんな事を壮五さんが話してると
シオンさんがこちらに走ってきて
チャキッ
と、ナギ君に群がっていた
女性達に剣を向けた
『た、誰よアンタ!』
『どっちよ!』
『はぁ?!』
女性が突っかかる
流石にナギ君の妹だし...と思っていると
『ナギ君楽しんでるじゃん!』
『そーだそーだ!』
『ナギ君笑ってるもん!』
『後から出てきて連れて帰るとか許さない!』
あ、これだ。
どこか突っかかってた気持ち
ナギ君が抜けたら、IDOLiSH7じゃない
全員が息をのんだ
彼女光の無いの眼と
2トーン下がった声
そこにいた皆が理解した
彼女はナギ君を連れて帰るために
きっと
どんな荒業でもやってのける
彼女は、決めたことを必ず成し遂げる
本物の強者だ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。