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第2話

辛かったこの思い。
2,218
2019/07/14 07:27



























お幸せに。

































ジョングク
ジョングク
ヒョン!僕好きな人が出来ました!!






そんな話など聞きたくなかった。












俺はグクが好きなのに。














でも僕はヒョン。












マンネの話をきちんと聞かないと。
テヒョン
テヒョン
お!そうなの!?
だれ〜?
ジョングク
ジョングク
おっ教えませんよ!
テヒョン
テヒョン
またまたぁ〜
ほら言いなさい。ㅋ
ジョングク
ジョングク
男の人なんですけど…
テヒョン
テヒョン
うんうん。
ジョングク
ジョングク
ジミニヒョンが好きなんです…/// 
どうすれば両思いになれますか!?





こんな話…なんで聞いたんだろう…













でも良かったね?










もうグクは両想いだよ。
テヒョン
テヒョン
んーと…
神に願う!!
ジョングク
ジョングク
真面目に聞いてるんですよ!?
テヒョン
テヒョン
真面目に答えましたーw
ジョングク
ジョングク
もうっ!
違うヒョンに聞いてきます!!



ガチャドン🚪
テヒョン
テヒョン
もう両想いだよ?ジョングガ…





グクが出て行ったドアに向かって呟いた






なんで両思いなの知ってるかって?











ジミナも相談してきたんだよ











ジミン
ジミン
なぁテヒョンア〜?
テヒョン
テヒョン
んー?
ジミン
ジミン
俺グガの事まじで好きになった。



あー言ってたな…










転びそうなところを助けてもらった時に










あのグガカッコ良かったぁ好きになりそうㅋ










ってさ。
テヒョン
テヒョン
おーいいじゃんー頑張れー
ジミン
ジミン
ねぇ棒読み感強すぎ!!
テヒョン
テヒョン
えーーーそうかなーー
ジミン
ジミン
もう!
ねぇグガ振り向かせるにはどうすればいい?
テヒョン
テヒョン
女になる。
ジミン
ジミン
はぁ!?
もう…違うヒョンに相談しよう。
テヒョン
テヒョン
まぁ頑張れよ?
ジミン
ジミン
うんㅋありがとなㅋ




そん時は結構泣いたなぁㅋ










こんなに辛いことあるの!?ってㅋ










ライバルが親友ましてやジミナ勝てっこないじゃん…










この時に諦めればよかったなぁ












辛いなぁ…










でも良かったね。











初恋の人と親友は両思いだ。










よし!上手く繋げて恋人同士にしてあげよう!










そして僕の初恋もさよならしよう。










______________________________________________




3週間後
ナムジュン
ナムジュン
今日は午後から何にも撮影ないから帰るぞー
ホソク
ホソク
おっもう終わり?
やったぁ!
準備してくる〜


そんな準備の時も仲良く話してるジミナとグガ。











幸せそうで胸が苦しい。











でもいいんだ。











2人のために頑張るんだ!
ジン
ジン
よし!車乗ってー!
ユンギ
ユンギ
ジニヒョン運転荒くして
僕の睡眠時間を邪魔したら
許しませんから。
ジン
ジン
車でも寝るのぉー!?
ってかユンギ怖い!!
ユンギ
ユンギ
…💢
ナムジュン
ナムジュン
ユンギヒョン怒ってますよㅋ
なんだかんだあって宿舎に着いた










撮影があって皆んな疲れているため外出をする人はいなかった





俺は考えた










よし!今から皆んなを呼んで王様ゲームをしよう!










そこで上手く繋げるぞ!!
テヒョン
テヒョン
皆んなぁ!
王様ゲームしよっ!!
ユンギ
ユンギ
おっ久しぶりにしたい。
ジミン
ジミン
ユンギヒョンが乗り気だ!
ホソク
ホソク
おっ楽しそーじゃん!



集まって何度かゲームをして











よし俺が王様だっ!










グガの番号が4 ジミナの番号が2











うん行くぞ!!
テヒョン
テヒョン
俺王様でーす!
ジン
ジン
ちょっと心配だ…ㅋ
ジョングク
ジョングク
お題はなんですか!
テヒョン
テヒョン
4番と2番
好きな人に告白でーす!
カップルの人も告白はしてね!
電話とかメールで告ってもいいよ♡
ナムジュン
ナムジュン
…なんだよそれㅋㅋ
ユンギ
ユンギ
俺1
ホソク
ホソク
6番!
ジン
ジン
3番!
ナムジュン
ナムジュン
俺5番って事は…
テヒョン
テヒョン
ジミナとグクでーす!!!
ジミン
ジミン
うぇ!?
無理だよ!?
テヒョン
テヒョン
ほら頑張れよ?





そう耳元で囁いてやった
テヒョン
テヒョン
グガの告白ゼリフなんて言うんだろㅋ



グクに向かってウインクをした





ジョングク
ジョングク
っ!!



後は俺だけ…











初恋を今ここで捨てなきゃ…











そして精一杯の笑顔にしなきゃ…
テヒョン
テヒョン
じゃあ年上のジミナから
好きな相手に告白です!どうぞ!
ジミン
ジミン
…///
えっと俺の好きな人は…
ジョングガ…///
そのよかったら付き合ってください!!
ジョングク
ジョングク
ほっ本当にいってるんですか…!?
ジミン
ジミン
ここで嘘なんて付けないでしょうよ!!!////
ジョングク
ジョングク
僕も…僕も好きですっ!





あぁダメだ笑顔…笑顔作らなきゃ…










何してるんだテヒョン…










泣くな…










泣くなんてカッコ悪い…










泣いちゃ…ダメっ…
ユンギ
ユンギ
…なんでテヒョンア泣いてんだよ。
テヒョン
テヒョン
え?俺泣いてます?
ジン
ジン
大丈夫?
テヒョン
テヒョン
あぁ多分嬉し泣きですよ〜
実は俺に2人して両思いになるにはどうしたらいいか
聞いてきて相談乗ってあげたんですよ〜
それでやっと恋人になったから嬉しくてㅋ



ヒョン達皆んながどこか驚いているのは気のせいかな?
ジョングク
ジョングク
ジミニヒョンも相談してたの!?
ジミン
ジミン
グガも!?
ホソク
ホソク
…似た者同士だなぁㅋ
ナムジュン
ナムジュン
っていうかずっと前テヒョンアグクのこと好きって言ってなかったか?
ジョングク
ジョングク
え!?そうなんですか!?
テヒョン
テヒョン
…ううん!聞き間違えだよ!ンフフ〜ㅋ
テヒョン
テヒョン
って事でカップルが誕生したのでぇ?
テヒョン
テヒョン
俺は出かけまーす!!!
皆んな
はぁ?ㅋ
テヒョン
テヒョン
バイバイー!
急いで宿舎を飛び出した




もう…耐えられなかった…











失恋がこんなに悲しいなんて…










でもこれでいいんだ…










でも…まだグガの気持ちは消えない…










あぁ雨が降ってきた…










この雨と一緒にグガの気持ちも










流れればいいのになぁって










あぁ…どんどん濡れていく…










雨が激しい…










なら誰も聞こえないよね…?










グガに伝えられなかった思い










吐き出しちゃおう…











グガ…









テヒョン
テヒョン
好きでした…







そう言って雨に打たれた










涙が止まらない…










俺はそのまま目を閉じた



次に目を覚ますと俺はジニヒョンのベットにいた。










そして物凄い頭痛に襲われた










あぁ風邪ひいた…
ジン
ジン
お?起きた?
テヒョン
テヒョン
はい…ジニヒョン…
ジン
ジン
お前が帰ってこないから探したら
雨の中ずぶ濡れで倒れてたからビックリしたよ〜
テヒョン
テヒョン
ごめんなさい…
グガ達が付き合って嬉しくて
興奮してたら迷子になりましたㅋ
ジン
ジン
…そっか。
テヒョン
テヒョン
頭痛薬飲めば熱もないし大丈夫です…
ありがとうございました。




そう言って部屋から出た。










そしてリビングに行くと付き合いたての高校生のようにラブラブしてるジミナとグガ。










あぁこの光景にも慣れないと。










でも今の俺にはまだ耐えられないな。










部屋に行こう。










結局初恋捨てられてないじゃん俺…










ダメだなぁ…










しっかりしないと…










こんなに恋って辛いんだね…










俺はただただ泣いた。










何も考えずに。










この涙と一緒にグガの思いが流れていくように。










そう願って泣いた。

__________________________________________________
ホソク
ホソク
テヒョンア泣いてるね…
ジン
ジン
辛いだろうね…
ユンギ
ユンギ
協力してやろうと思ってたんだけどな…
ナムジュン
ナムジュン
そうですね…


ユンギside

俺たち4人も実はテヒョンアのおかげで付き合えたカップルなのだ

俺はジンヒョンと付き合っている

ジンヒョンと付き合う時はテヒョンアに相談なんてしてないし

ジンヒョンが好きなんて言ったこともなかった

でもテヒョンアは気づいていたんだ

だからテヒョンアは
テヒョン
テヒョン
今からゲームをします!
ルールは簡単…
本音を言えばいいんだ!!
ジミン
ジミン
また…テヒョンアどうしたんだよ…ㅋㅋ
テヒョン
テヒョン
今日は最年長のジンヒョンそして次男のユンギヒョン
の本音トークです!!!イェーイ!!
ホソク
ホソク
テヒョンアが壊れたㅋ
ナムジュン
ナムジュン
いつもだろㅋ
ユンギ
ユンギ
俺はやらねぇ。
テヒョン
テヒョン
そういうと思ってユンギヒョンの大切な
作曲のデータが入ってるパソコンのSDカード
持ってきましたぁ!
やらなかったら折りますよ?ㅋ
ユンギ
ユンギ
…分かったよ…。
ジョングク
ジョングク
テヒョニヒョン怖い…ㅋ
テヒョン
テヒョン
単刀直入に聞きます…
2人はお互いに恋愛感情を持っていますか!?
ジン
ジン
ん?
ユンギ
ユンギ
は?
テヒョン
テヒョン
あれれ〜?
本音トークですよぉ〜?


手にはSDカードといつのまにか持ってきたジニヒョン愛用の胡麻油
ジン
ジン
ちょっとその胡麻油!
テヒョン
テヒョン
返して欲しいなら本音トークをしなさーい!!




なんて強制的に言わされたけど

お陰で俺たちは付き合えた。

ナムジュン達の場合はその日テヒョンアがホソギに何かを呟き

ナムジュンの部屋に行った

そして焦ったようにホソギが部屋に行った
テヒョン
テヒョン
ホソギヒョンなかなか告白しないから
ナムジュニヒョンは貰いますね?
ホソク
ホソク
!?!?!?


部屋
テヒョン
テヒョン
ナムジュニヒョン!!
ナムジュン
ナムジュン
ん?どうしたんだ?
テヒョン
テヒョン
俺とこういうことしましょ?


そう言って押し倒して行く。
ナムジュン
ナムジュン
えっちょおい
テヒョン
テヒョン
ね?気持ちいいですよ?
ホソク
ホソク
ダメェー!!!!
ホソク
ホソク
ナムジュニは僕のぉぉぉ!!!!
テヒョン
テヒョン
やっときた…
頑張って下さいよ?
ホソギヒョン?ㅋ
ホソク
ホソク
なっ!?
引っ掛けたなぁ!?



なんてちょっと強引なやり方だったが2人もめでたく付き合った

なんだかんだあのテヒョンアに沢山救ってもらった

告白する勇気とかずっと言えなかった言葉がテヒョンアによって言えた。

だからお礼としてテヒョンアの恋をサポートしてあげたかった

そして俺たちは気づいた。

テヒョンアがグクを好きなことを。

どうしようかなぁとヒョンラインで話していると

王様ゲーム!!とかテヒョンアが言ってきた。

久しぶりにやろうと思い席に座り沢山笑い

かれこれ30回目

そこで俺たちは呆然とした

テヒョンアはジミナとグガの持っている数字を見て

2人に告白という命令を出した

当たり前に俺たちは驚いた

でもこれもテヒョンアの作戦だった

2人がテヒョンアに相談してたこと

2人が両思いだったこと

テヒョンアがものすごく辛いこと

そしてまだ恋を捨てることが出来ていないこと。

俺たちは何をしてあげればいいのだろう。

ユンギside 終
ユンギ
ユンギ
テヒョンアあれだけ好きだったんだもんな…
ホソク
ホソク
俺だったら好きな人に相談されたらもう
これでもかってほど泣くと思います…
ジン
ジン
テヒョンアどう見ても
王様ゲームで泣いたの嬉し泣きじゃないもんな…
ナムジュン
ナムジュン
本当は僕の所に来て欲しいみたいな顔してましたよ…
ユンギ
ユンギ
テヒョンアって凄いよな…俺たちもアイツの力で
付き合えてるし自分より友達を優先するって…
ホソク
ホソク
俺今のテヒョンアの状態だったら
一生立ち直れないかもです…
ジン
ジン
一回テヒョンアのところ行くか?
ずっと泣いてるし…
ナムジュン
ナムジュン
行きましょう…



コンコン

ホソク
ホソク
テヒョンア?入るよ?
テヒョン
テヒョン
え!?今ですか!?
ジン
ジン
うん…入るね?
ユンギ
ユンギ
テヒョンアどうしてそんなに泣いているんだ?
テヒョン
テヒョン
ちょっと感動ドラマを携帯で見てたんですよㅋ
もう号泣ですよㅋ



嘘ついてる










携帯はリビングの机に置いてあったじゃないか
ナムジュン
ナムジュン
なぁテヒョンア?
本当のことを言って?
ホソク
ホソク
皆んなテヒョンアのお陰で付き合えて
感謝してるんだ…
力にはなれないかもしれないけど
お話は聞ける…
ヒョンに頼って?
ジン
ジン
泣きたい時は泣きな?


その言葉に納得がいったのかテヒョンアは











''初めて''僕たちの前で本音を口にした
ユンギ
ユンギ
辛かったな…よく頑張った…
テヒョン
テヒョン
僕だって…僕だって…好きだった…
初恋だったのにっ…



初恋というのにはびっくりした










でもそんなことよりテヒョンアの涙は止まらず滝のように流した
テヒョン
テヒョン
ジミナなんかよりずっと前から…好きだった…
出会った時から一目惚れだった…
ナムジュン
ナムジュン
そうだったんだな…


皆んなテヒョンアの頭を撫でたり背中をさすったり抱きしめたりして

テヒョンアの話を精一杯聞いた
テヒョン
テヒョン
なのになんで…なんでグガは振り向いてくれなかったの…?
これでも色々頑張ってた…なんでもこなせるようにって…
でもジミナが好きって…ジミナには敵わなかったっ…
テヒョン
テヒョン
でも僕はグガが幸せになれるならって…
ジミナがグガと幸せになるならって…
告白の作戦をしたっ…
それと同時にこの恋は捨てるはずだった…
なのに…捨てれなくて…
ホソク
ホソク
辛いね…?
でも無理に気持ちを捨てなくていいんだよ?
沢山泣いていいんだよ。



ずっと泣いていたテヒョンアも疲れて眠った

もう一回ヒョンラインで話をした
ユンギ
ユンギ
そりゃ辛いだろうなぁ…テヒョンアも…
ジン
ジン
あれだけ溜め込んでたんだもんね…
ナムジュン
ナムジュン
自分の好きな人が恋してそれを実らせるって
俺は出来ないだろうな…
ホソク
ホソク
可哀想だけどどうにも出来ないもんね…



そんな話をしながらその日は解散した










そして次の日の朝俺たちがリビングに行くと










笑顔がぎこちないテヒョンアがいた














ジミナとグガの惚気話を聞かされているのだろう










それでもテヒョンアはどこにもいかず力一杯の笑顔でジミナ達の話を聞いていた










どれだけ辛いのだろうか。










テヒョンアの好きなグガの好きな人の話を聞かされて










グガの好きな人からテヒョンアの知らないグガの事を聞かされる










これで引きつってでも笑ってられるテヒョンア…










きっと心はズタボロだ。
ユンギ
ユンギ
おはよテヒョンア…
テヒョン
テヒョン
あ。ユンギヒョンおはようございます。
ジミン
ジミン
お!ユンギヒョン!聞いてくださいよ!
今日グガがね!すっごい可愛かったの!
ジョングク
ジョングク
ちょっとそれ言わない約束でしたよね!?
ユンギ
ユンギ
あぁ惚気はいいから…




そう言ってテヒョンアを見れば










目にかかる前髪から一つの涙が伝っていた…
ユンギ
ユンギ
テヒョンア…
ユンギ
ユンギ
テヒョンア今日どっか行くか?
テヒョン
テヒョン
いやいいですよ!
テヒョン
テヒョン
今日は皆んな休みでお天気でデート日和ですよ!?
ジンヒョンとイチャイチャラブラブデートに行かなきゃですよ!?
ユンギ
ユンギ
は?ㅋ
ジン
ジン
テヒョンアらしい…ㅋ
ナムジュン
ナムジュン
テヒョンアはどうするの?
テヒョン
テヒョン
僕はお家でゴロゴロしてます!
ほら皆んなも行ってらっしゃーい!!!!
ジミン
ジミン
部屋着のまま放り出されたㅋ
ジョングク
ジョングク
僕はジミニヒョンがいれば部屋着でもいいですㅋ
ジミン
ジミン
ンフフ可愛い💕
テヒョン
テヒョン
財布もポーイ!
行ってらっしゃいー!
ホソク
ホソク
財布投げられたしㅋ
ジン
ジン
ユンギ…テヒョンア泣いてたね…
ユンギ
ユンギ
好きな奴からの惚気なんて聞いてたら誰しも
泣くでしょうね…
ジン
ジン
テヒョンアも1人になりたかったのかも…
ユンギ
ユンギ
今日は一人にさせてあげましょうか…
ジン
ジン
そうだね…
________________________________________________________


テヒョンアの事を考えつつデートを終えた

帰ってくると良い香りが漂いリビングには

沢山の料理が並べてあった
ジミン
ジミン
これ…テヒョンアが作ったの!?
テヒョン
テヒョン
えへへ頑張ったの💕
ジン
ジン
凄い!!
今度一緒にご飯作ろ!
テヒョン
テヒョン
良いですよ🥰
ジョングク
ジョングク
ジミニヒョン!
今日買ったピアス絶対明日から
付けてくださいね!
俺のものっていう印ですから!
ジミン
ジミン
ンフフなにそれ〜嬉しい〜💕💕
テヒョン
テヒョン
…僕スープ温めてくるので座っててください。
ユンギ
ユンギ
お…おう。
ホソク
ホソク
…。


ヒョンラインside

今テヒョンアは凄く辛いと思う

俺のものっていう印ですからって言う彼氏がいうその言葉を

好きな奴が他の奴に言っているところを

目の前で見ているんだよ?

俺たちはきっと耐えられない。

スープを温めてる様子をこっそり見に行ったけど

テヒョンアはやっぱり少し泣きそうで、

でも泣かなかった。

そして何より料理を作ったのをグクが何も言わなかったことにも気づ付いているはずだ

せっかく頑張って作った手作り料理だぞ?

それを無視されて惚気を聞くなどテヒョンアは本当に可哀想だ。

だからといってグガやジミナが悪いわけではない。

悪気は無いわけで何より付き合っているんだから。

どう救えば良いのだろうか。

ヒョンラインside 終
テヒョン
テヒョン
これ入れなきゃ…


俺は今からグガとジミナのスープにだけ媚薬を入れるんだ

なんでかって?

そんなの簡単。

恋を捨てられないから。

ジミナとグガはこの強い媚薬を飲めばきっと今夜聖なる夜を過ごすと思う

そうすればきっともう諦められるんだ

グガ達ごめんね…

でもこうでもしないと僕諦められないの…

よし…今日で…''サヨナラ''だ…
テヒョン
テヒョン
はい持ってきたよ〜
ナムジュン
ナムジュン
よしっ食べよ〜
ご飯を食べだし終盤になってくると案の定ジミナとグガが熱いと言い出す










もうちょいだ…本当に初恋にサヨナラしなきゃ…










ほら…ジミナ達が部屋に行ったよ?










テヒョン…心の準備をしないとだよ…?










僕は部屋に入った










壁が薄い俺たちの部屋










そして部屋が隣










会話が全部聞こえる










___ ジミニヒョン…今日こういう事しましょ?

___ 優しくするっ?

___ 大切な彼女に優しくしないわけがないでしょう?ㅋ

___ ンフフㅋジョングガ愛してる…

___ 僕もジミニヒョンを世界で一番愛してます…










そのジョングガの言葉にまた涙が出てきた










そうだよ…グガが世界一愛しているのは''ジミナ''なんだよ










''僕''じゃないんだ…










あぁリップ音が聞こえる…










どんどん2人の甘い声が聞こえ始める










あぁこれで最後。










グガ…










ジミナ…





















テヒョン
テヒョン
お幸せに…
ジミナ達の壁に向かって










呟いた。










それからも聞こえ続ける甘い声に耐えられなくなり










部屋を飛び出した










夜でみんな寝てる










リビングでも2人の声は聞こえる










今すぐ耳を塞ぎたかった










でもそんな事はしない










現実を見ろ…テヒョン…










俺は紛れさせるように










今日のお皿洗いをした










水の音で2人の声はかき消される










あれ?何かふあっと温かい感触










誰かが抱きついてきてる…?










辞めて…今の僕に優しくしないで…?










また涙が溢れるよ…










でも…泣くな…俺…。










初恋…捨てるって言ったじゃん…










ほら泣くな…テヒョン…










泣…く…なっ…
??
テヒョニヒョン…泣きたい時は泣いて良いんですよ…?



声で誰かなんてわかった










ていうかヒョンと呼ぶのはグガしかいないじゃないか










テヒョン
テヒョン
な…なんで…
ジョングク
ジョングク
テヒョニヒョン…泣きそうだった…
テヒョン
テヒョン
泣きそうじゃないから大丈夫だよ…?
ほらジミナ心配するから…行っておいで?





精一杯の笑顔で言ったはずだった










なんでグクがいるの…?










辞めて…優しくしないで…










抱きつかないで…










俺の恋を捨てさせて…?
ジミン
ジミン
テヒョンア…
テヒョン
テヒョン
あ!ほら可愛い可愛い彼女が来たよ!!
俺はちょっと出てくるね!
…''バイバイ''!






その''バイバイ''はグガへの気持ちをバイバイするって意味










ジミナにまで心配されて何してんだ…俺。










でもなんで2人はそういう行為をしていたのにも関わらず










すぐに俺に抱きついていたの…?










なんでリビングに来たの…?










もう…わからない…










夜中に公園に来た…










そしたらフードを深くかぶった男の人がいた










辛そうだったから声をかけた…
テヒョン
テヒョン
大丈夫ですか?
??
…大丈夫ですっ…。




俺は抱きついた。










そしてこう言った










テヒョン
テヒョン
無理しないで?泣いて良いんだよ?


男の人は泣き出した…










落ち着いて話を聞いてあげた…










その男の人は振られたんだって…










元々好きな人と好きな人の好きな人は両思いだったけど










思いは伝えたんだって…










しかも2人の相談にも乗ってたんだって…










俺と一緒…でも想いを伝えた勇気…










そこは違うね…?
テヒョン
テヒョン
でもすごいね…?
俺もほとんど一緒の状態だけど君みたいに
想いを伝える勇気なかったから…
??
そうなんですね…
テヒョン
テヒョン
敬語じゃなくて良いよ?
仲間みたいなもんだしタメにしよう!
??
うんっ…!
テヒョン
テヒョン
俺も想い伝えられたらなぁ…
??
伝えれば良いんじゃないの?






その口調が妙にジニヒョンに似ていた










気のせいか…
テヒョン
テヒョン
うんん!いいの!
2人が幸せならそれで…
僕はもういいんだ!
??
自分を優先しないの…?
テヒョン
テヒョン
だって自分を優先しても結局入る隙ないもん!
それくらいラブラブなんだよ2人は…ㅋ
??
でも伝えたらスッキリするかも…
テヒョン
テヒョン
簡単に言わないでよ!!
僕だって伝えたかったよ!!
でも…でもそれで気まづくなって
2人が付き合うのに遠慮したりしたら意味ないじゃん!!
僕の恋心はどうでもいいの!!
??
貴方は友達を優先し過ぎ!!
自分の事も考えないと!!
恋っていうのは相手の心を奪い取るのが
当たり前なの。
ライバルと正々堂々戦うのも当たり前。
そのあと気まづくなるのも当たり前。
僕はその優先の仕方は間違ってると思うよ…?


















''テヒョンア''
テヒョン
テヒョン
え…?
ジン
ジン
気づいてたかな?ㅋ
テヒョンア?ㅋ
演技上手いでしょ!!
ジン
ジン
でも今言ったのは本当の事…
テヒョンアは友達のこと考え過ぎじゃないかな?
自分のことも考えないとね?
テヒョン
テヒョン
何言ってるんですか…ジンヒョン…
テヒョン
テヒョン
もう2人付き合ってるのに何を今更…
なにをどうしろっていうんですか…
ジン
ジン
グガを奪い取りなよ!
テヒョン
テヒョン
ジミナを殺さないと
グガを奪い取ることは不可能です
あの可愛い女の子みたいなジミナから
奪い取ることなんてできないんです。
ジン
ジン
じゃあさ…
ジミナ達が付き合ってないって言ったらどうする?
テヒョン
テヒョン
…どうするも何も2人の気持ち次第ですよ…。
ジン
ジン
グガがお前のこと好きって言ってたら?
テヒョン
テヒョン
ジミナがグガの事好きなら俺はグガに頑張って嫌われて
他の人見つけると思います
ジン
ジン
…ほらなんでそうやって友達を優先するの?
みんな出てきていいよ…
テヒョン
テヒョン
……!?!?!?
ジョングク
ジョングク
テヒョニヒョン…
テヒョン
テヒョン
なんでみんないるの…?
ナムジュン
ナムジュン
色々とあるんだ…ㅋ
ジン
ジン
俺が呼んだの…
テヒョン
テヒョン
…ヒョンは…。
ヒョンは僕を苦しめる事が得意なようですね…?
僕が今一番会いたくない人なんて分かり切ってる事でしょう?
なのになんで連れてきた…?
ジン
ジン
お前に真実を聞いてもらうため。
テヒョン
テヒョン
なんの真実ですか…?
俺に告白させて振られろって言ってるんですか…?
ジン
ジン
…振られるかなんてわからないだろ…?
テヒョン
テヒョン
相手持ちに告白して付き合ったら浮気ですよ?
…お願いだから…希望を持たせないで…?
そうやっていかにもOKが出るかもみたいな言い方…
やめて…?
ジミン
ジミン
ねぇ…テヒョンア…?
テヒョン
テヒョン
…なぁに?



泣きながら笑うテヒョンア










凄く辛そう…










ごめんね…










僕たちの___だったの…
ジミン
ジミン
俺とグガ付き合ってないよ…?
テヒョン
テヒョン
…やめて…?
付き合ってるよ…?
僕が付きあわせてあげたじゃん…?
そういう嘘は良いんだよ…?
ジミン
ジミン
ごめんね…付き合ったフリしたんだ…
テヒョン
テヒョン
…なんのために…?
俺を…遊ぶため…?
ジミン
ジミン
違う!そんなんじゃない!!
テヒョン
テヒョン
じゃあなんのためにだよ!!!
こっちは散々辛い思いしてどれだけ辛かったか分かるか?
お願いだから…付き合ってないとか言わないで…?
やっと…恋が…捨てれそうだったのに…。
ジミン
ジミン
ごめんね…僕グクが好きじゃない…
だから付き合ってないっ…
ホソク
ホソク
こんなおおごとになるとは…
ユンギ
ユンギ
ちょっとやり過ぎたな…
ナムジュン
ナムジュン
そろそろネタバラシしましょうよ
ジョングク
ジョングク
はいっ…
ジョングク
ジョングク
テヒョニヒョン…
テヒョン
テヒョン
…ん?
ジョングク
ジョングク
まだ僕のことが好きですか…?
ジョングク
ジョングク
まだ俺がテヒョニヒョンと付き合える可能性はありますか…?
ジン
ジン
テヒョンア?
ジミナグガの事好きじゃないって。
素直になりな?
テヒョン
テヒョン
…俺はまだグクが…、























































































''好き''
ジョングク
ジョングク
良かった…
僕も…僕も好きですっテヒョニヒョン…
ジョングク
ジョングク
付き合って下さいっ!
テヒョン
テヒョン
…はいっ喜んでっ…ㅋ
ナムジュン
ナムジュン
おめでとう。テヒョンアㅋ
ホソク
ホソク
長かったなぁㅋ
ユンギ
ユンギ
テヒョンア実はみんなこれドッキリみたいな感じだったんだよ。
だから2人付き合ってないし好き同士でもなかったんだㅋ
ジミン
ジミン
テヒョンアがいい子すぎて…
泣きそうㅋㅋ
ジン
ジン
テヒョンア本当に友達思いでいい子だなぁㅋ
ジョングク
ジョングク
テヒョニヒョン…沢山泣かしてすいませんでした…
もう泣かせません!!!
テヒョン
テヒョン
本当に辛かった…ㅋ
守ってよ!
ジョングク
ジョングク
はい!










何だかんだでみんな付き合った










ジミナはセブチに彼氏がいるって聞いて










目玉飛び出ると思ったㅋ










初めて聞いたよぉ〜ㅋ










はぁでも幸せ。










2人がヤったみたいな声はyoutubeで探して流したんだって。










リアル過ぎ(泣)










これからもグガと一緒に幸せに暮らします。































































『辛かったこの思い』 〜END〜

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