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第1話

41
2019/11/10 14:35
あの日、私は恋に落ちた。











カッコよくて、運動神経抜群で、
面白くて、でも、可愛い一面もあって
少しだけ、Sっ気があって、でも、
やっぱり優しくて、、
みんなの人気者の彼。










私なんか、叶うはずないってわかってる。









でもね、彼には、まだ彼女がいないから、、
私は精一杯!頑張ることにしたよ。
でも、、
いざ!となると、怖くなっちゃって
告白が出来なくなった。










それから、どんどん時間だけが過ぎ去って、、、









彼には、、、










彼女が出来てしまった。
ゆう
ゆう
どうしよう...。
ゆう
ゆう
ふっ、、ふぅ、、、。
ふぅ〜、、、ひっぐ
はぁ、、ふっふぅ〜
ふっ、ふぁ、、ひぐ
私は泣いてしまった。








あぁ、、私はなんて大バカ者なんだろう。
終わってから後悔するなんて...





もう、遅いんだよ。
でも、、
ゆう
ゆう
伝え、、たい。
ゆう
ゆう
彼女がいても、、せめて!
私のこの想いを伝えたい!
無謀だってわかってる!





叶わないってわかってる!





それでも!

あの人が、、、亮くんのことが!
大好きだから!
ゆう
ゆう
絶対に伝えてみせんるだ。
私は亮くんにメールを送った。
ゆう
ゆう
メールの内容⤵︎
明日の夕方、学校の桜の木の下で
待ってます。
来てください。
亮
なんか、用事かな??



うん!分かったよ!
ついに、告白の日。
ゆう
ゆう
亮くん、来て、、くれるかな?
じゃり、じゃり、じゃり、、、
(歩く音)
来た、、、、!
亮
ゆうちゃん?
どうしたの?

オレになんか用事?
ゆう
ゆう
あっ!亮くん、、、
亮
ん?
よしっ!ついに、、、!
ゆう
ゆう
あの!
ずっと、ずーっと、入学したときから好きでした!
亮
えっ、、、!
ゆう
ゆう
いま、亮くんには彼女さんがいるから付きあってとは言いません!
いまの彼女さんと幸せになってね!
亮
うん!ありがとう。
亮
それと、、、
オレ、いま彼女いるから、、
ゆうちゃんには答えられない。
ごめんね。
ゆう
ゆう
ううん!分かってたこと、、だか、、ら、、
亮
っ!ゆうちゃん、泣いて!
ゆう
ゆう
大丈夫!大丈夫だから、、、
今だけ、今だけ、、泣かせて。
ゆう
ゆう
ふっ!ふぅ〜!ふわぁぁぁん
ぁぁぁぁぁぁあああ
ふぅ〜!ひぐっ!
亮
っ、、、ゆうちゃん、
ゆう
ゆう
ごめんね、急に泣いたりして
ゆう
ゆう
私は!もう大丈夫!
だから、、だから、早く!この場から立ち去って、、!
そーでないと、今すぐにでも、
亮くんに泣きついてしまいそうになるから、、、、、、。
亮
ゆうちゃん、、、
ゆう
ゆう
早く!
亮
っ!分かった。
ごめんね、ゆうちゃん。
本当に本当に、、!
ありがとう。
ざっ、ざっ、ざっ、、、
(去っていく足音)
ゆう
ゆう
ふっ!ふぅー!
ふぅワァァァァァァァァ
ああぁぁぁぁぁぁぁ〜
ふぅぅ〜
ひっく!
私は!もう大丈夫!
想いを伝えられたから!
もう、、これでいい!
さよなら、私の初恋。






さよなら、私の好きだった人。

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