あなた「祭り?」
土方「あぁ、もうすぐ将軍様参加の大きな祭りがある。そこの警備にあたれ」
あなた「あ、サボるんで総悟とペアがいい」
土方「余計ダメだ。つかそういうのは心の奥底にしまっておけ」
あなた「警備って言っても決められた範囲を巡回するだけですよね?」
土方「基本はな。だが、将軍様も参加する。もし何かあったら俺たちの頭と胴は泣き別れだ。」
あなた「なんだ楽勝じゃなっすかー」
土方「甘く見てると痛い目あんぞ」
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ー祭り当日ー
あなた「いや、人多。コミケ並みかよ」
沖田「おやおや、こんな所に一人で来るとは惨めなやつでィ」
あなた「警備だっつーの。お前は東の方担当だろ。仕事はどうした仕事は」
沖田「俺は信頼のおける部下に任せた。」
あなた「ただ仕事押し付けてるだけだろーが!!!!!!!」
沖田「心外だねィ。今のうちに経験を積ませてやったんだ。ありがたく思えってこった」
あなた「お前絶対こんな上司は嫌だ選手権の優勝者だろ。」
沖田「そんなこと言わずに、
折角の祭り楽しまないんですかィ?」
あなた「……誘ったのはお前だからな」
沖田「へいへい。早速、あそこの射的屋で勝負でィ」
あなた「負けたら勝った方の言うこと1つだけ絶対聞けよ。三回勝負な。」
沖田「望むことろでィ」
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沖田「これで俺の二勝でさぁ。さて、どんな目に合わせれやろうかねぃ」
あなた「いや、ちょっと待て、元々三回勝負だったよね!?後1回残ってるじゃねーか!」
沖田「めんどくさいんで俺が勝ったことでいいだろぃ」
あなた「良くねぇよ。」
沖田「ちゃっちゃと終わらせやる」
バンッ
あなた「チッ、まだ100点かよ」
沖田「実力ってやつでさァ」
あなた「おめぇいつかぶっ倒す」
沖田「喋ってる暇があったら打つなり集中するなりしたらどうですかィ?」
あなた「どうしたんだ、沖田くん、今日はやけにドMだネ。安心しなよ、今すぐ殴ってあげるから」
沖田「すいませんでした。」
あなた「よろしい」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。