なんでだよ
なんでミンギュとサラと一緒なんだ
モテる奴と一緒なんて嫌だわ
少々不貞腐れながら廊下を歩く
なんだよ
ハオモテてんじゃんか
なんかこのままだと私だけがモテてないみたいじゃん
え?何
私これモテてる系?
誰だよそんな噂流したやつ
可笑しくねぇよ私の頭は
なんでハオはモテてんのに私はモテてねぇんだ
誰が噂を流しているのか男に聞いてみる(胸ぐら掴んで)
そう言われ、男が指を指した方を見ると
ミンハオが笑ってた
お前かミンハオ
━━━━━━━━━━━━━━
あの後
私は
ミンハオを殴り続けた
···と大声で言い続けながら
殴ったといっても肩を叩きまくっただけだけど
我ながら恥ずかしい
ハオさん怖い
ミンギュも可哀想だな
と思いもしてない事を考えてたら(?)
サラに肩を組まれて聞かれた
酷い!!
サラが珍しく辛辣!!
シクシクと泣き真似をしているミンギュのところに行き
一緒にシクシクとする
ミンギュと強く生きていこう同盟組もうかな…
と考えていると
先生が教室に入ってきた
そう言って
ミンハオは私の手を取った
と、次の瞬間
グイーッと強く握られた
と、もっと強く握られる
声は笑ってる癖に目は笑っていない
いやもう、痛い通り越して感覚ねぇわ
ねぇんだわ
え?大丈夫?
私の手握り潰されてないよね??
やっと離して貰えたが
感覚ねぇ…!!
と思ったら
段々と手が痺れてきた
ヤベェなハオさん
本当に勘弁してください
ジト…
という感じてハオを見ると
軽蔑の目で返されたわ
え?私ってお嬢様だっけ??(重症)
Next
クラスの決め方は頭の良さ、自分の親の会社がどのくらい大きいかどうか
で決まるわけではないです!全部作者の気まぐれです
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!