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第7話

新たな友達
5年前




無視、仲間はずれにされていたこの時私はお母さんの様子がおかしいことに気づけなかったんだ


この日も普通に帰ってきて、家に入った
空
ただいまー…
リビングまで来て、キッチンの方を見た時
空
…ッ?!
空
お母さん?!



母が___苦しそうに倒れていた
そ、ら…?
空
お母さん!!!大丈夫?!
だい、じょうぶ…ッ
いつもの事だし…ッすぐ治るわッ
空
いつもの事?!
そういうお母さんの胸元を見ると





…黒くなっていた
心の声
心の声
ッいつもより苦しい…ッ
心の声
心の声
でも心配書けないようにしないと…
心の声
心の声
この子まで不幸にはなって欲しくないッ
私の家は…離婚している



原因は…



父の不倫
その結果父は〝他に好きな人が出来たから〟と私たちを捨てて出ていった


だから


だからきっとお母さんは___
心の声
心の声
この子を私だけでもちゃんと幸せに出来るって…ッあの人に証明したいのに…!





悔しかったんだ
空
お母さん、大丈夫。私、今すごい幸せ。
空
いつも本当にありがとう
そ、ら、…!
私も…よッ
バタッ



そう言ってお母さんは
倒れた
空
…?!お母さん!!!
空
ッ救急車!!!!
私は急いで救急車を呼び、飛び乗った


お母さんを助けてください___
そう願いながら



お母さんは、たくさんのお医者さんと一緒に手術室に入っていった


そして手術中というランプがついた
私のところには1人の看護師さんが来た
看護師さん
もう大丈夫よ
看護師さん
手術が終わるまで、2時間あるからいい子で待っててね
空
…はい
ほっとしていた時に見た



この看護師さんの胸元も

黒くにごっていたんだ
空
…!
心の声
心の声
大丈夫かしら…あの人、ドナーが見つからなければ命も危ないって言ってたのに
心の声
心の声
でもこんな小さな子に本当のことを教えて泣かれても困るしね
空
ッ!!!!
大人の言う〝大丈夫〟って信用したらダメなんだ


この時、そう知った



もう私は根拠の無い〝大丈夫〟なんて絶対信じない



嘘をつかない人なんて


100%信用できる人なんて居ないんだ___




空
…ッ
私は病院を出た

誰もいない場所、何も言われない場所を探した


病院の横の小さな芝生のところ
ここなら誰もいなかった
空
お母さん___
空
お願いだから…私を置いていかないで…
空
なんで…
…私ばっかり



そう思うと辛かった
…大丈夫?
空
…?
後ろから声がして振り返る
そこに立っていたのは同い年くらいの男の子
優しい笑顔で、ほら、と手を差し伸べてくる彼
そんな笑顔に
我慢していた涙が溢れてしまった__
空
ッうう~~~
空
…なんでッ
しゃくりあげながら話す私
空
嫌なことばっかりおこるの…!?
……
…〝嫌なことがあれば、楽しいこともある〟
空
え…?
今嫌なことばかりならこれからいいことがたくさん起きるよ
空
…そんなわけいよ…ッ
空
だって私…1人になっちゃうかもしれないんだよ…?
空
1人で生きていって楽しいことなんてないよ…ッ
〝ひとりじゃないよ〟
俺が…いる
空
え…?
楽しいことがないなら、俺が作ってあげるよ
俺が___
君の〝楽しい〟になるよ
そういって彼は優しく微笑んだ
空
…ほんと…?
…うん
空
じゃあまず、友達になってくれる…?
もちろん
空
…ッありがとう…!
〝友達〟になってくれた彼に
私は全部話した
お母さんのこと、学校のこと、友達のこと…


嘘が見えること






お母さんにでさえ言えなかったこのこと

びっくりするほどスラスラと言葉が出てきたんだ
私が一通り話終わったあと彼は私の手を掴んだ
来て
空
へ…っ?
小さな緑色の道そこを私達は走った


向かい風が心地よかった


出口を出た先に待っていたのは


空色のシオンの花畑
…今更だけど俺、泉…
空
わっ
石につまずいて転んでしまった
大丈夫?
空
あ、うん大丈夫!えっと、泉くんね、わかった!
泉くん
あ、うん
空
わ、私は新川空
泉くん
空、な。よろしく
空
うん!




この日は



私に友達ができた最高の日___